2021-05-31 (Mon)
09:59
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人は周りに合わせたがる同調行動
人は周りに合わせようとします。
学校には校風、会社なら社風があるように人は、自分が属する集団の雰囲気に染まってしまいやすいものです。
自分が意識する・しないに関わらずに自分が浮いてしまわないように周りと考え方や行動などを合わせようとし円滑に社会生活を送ろうとします。
これを同調行動と言います。
同調行動と似ているものに集団心理があります。
そして、誹謗中傷をしたり非難されたりしてイジメの対象にもなり、排除されてしまうことにも繋がります。
集団心理は、個人の意識が薄れて簡単に他人に合わせてしまう集団特有の心理状態のことです。
程度の差はありますが、どんな集団でも存在します。
集団に合わせている人は評価されますが、その集団の価値観や雰囲気に合わない人は居心地が悪くなり、場合によってはその集団から行動や考え方を正されたりします。
出る杭は打たれるわけです。
就職面接でも面接官が見ているのは、自社の方針を理解して他の社員と協調して仕事ができるかどうかを見ていたりもします。
その集団で上手くやっていきたいなら本心を偽っても長い物には巻かれてしまったほうが得策だとも言えます。
集団心理は、暴動やイジメなどマイナスに働くことがありますが、反対にプラスに働くと一体感や連帯感によって一人ではできないようなことを成し遂げたり、強い絆や組織のまとまりが生まれたりもします。
このように集団心理には、良い面と悪い面があります。
集団心理の特徴
・モラルの低下
個人の道徳観は集団の中に入ると低下し、無責任な行動や衝動的な行動に走りやすくなる
例えば、赤信号は渡ってはいけませんが、他のみんなが渡っているとついついつられて渡ってしまうこと
・判断力が低下し暗示にかかりやすくなる
集団になると判断力が低下し正確な判断が困難になり暗示にかかりやすくなる
その暗示が広がりやすくなる
みんなが言うなら間違いないと思ってしまう
・考えが単純になる
集団の中の一人になってしまうと短絡的になってしまい感情に振り回されやすくなる
何かおかしいと思っても、そんなことないかと思ってしまう
・興奮しやすくなる
コンサートやスポーツ観戦などで見られるように集団の中にいると興奮状態になりやすくなる
集団心理の特徴は、一度コントロールを失うと危険な行動に走ってしまうことです。
ただ悪いことばかりではないので良い方向に行けば、一致団結し協力関係が生まれます。
一人ではできなかったことでもみんなの力で実現させることができるようになります。
より大きな爽快感や達成感も得られます。
自分と同じ考えの人が周りにいると安心感も得られます。
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