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2020-05-30 (Sat) 18:20

人は褒めると実力以上の力を発揮する内的統制型

基本的に嘘をついてはいけませんが、嘘をつくことでプラスになることもあります。

嘘には良い嘘と悪い嘘があります。

嘘でも褒められれば元気が出たり実力を伸ばしたりもできます。

人は自分や相手を評価する時に他の人の能力や態度と比較しようとします。

これを心理学では、社会的比較理論と言います。

これには上向きの社会的比較と下向きの社会的比較があります。

上手な嘘とは、上向きの社会的比較をもとにつく嘘で

自分よりも相手の優れている部分を持ち上げて褒めることです。

たとえお世辞であっても人は、上機嫌にさせます。

反対に下向き社会的比較とは、私は頭が悪いのでなど自分を低くすることで相手を立てます。

本心で言っているわけではないので、自己卑下の嘘ですが自己卑下は周りの人を不快にしてやる気をそいでしまいがちです。

嘘をつくなら自分を下げるのではなく相手の良い部分を持ち上げることが大切です。

人は褒められると力を発揮する

人は自分を高く見てほしいという自己高揚動機を持っています。

なので自分の良い部分を持ち上げてくれると気分が良くなり実力以上に力を発揮することがあるのです。

嘘の効果を反映させやすい性格とは?

嘘であってもあたなたには実力があると褒められると成績が上がったりしますが、逆効果になる場合もあります。

これは個人の性格によります。

外的統制型
失敗の原因を自分以外の外的環境などに求めがちな人
悩むことが少ないが反省もしない為に同じ失敗を繰り返す

内的統制型
失敗の原因を自分の内面に求める傾向がある人
考え込んでストレスを抱え込みやすいが、反省を次の機会に生かす


嘘の効果が出やすいのは内的統制型の人です。

内的統制型の人は努力が結果に繋がると思っているからです。

その為に嘘の褒め効果が現実になりやすいのです。



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2020-06-05

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