2020-05-30 (Sat)
13:59
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筋肉は無数の筋線維の束からなっており、これらの筋線維を同時に収縮させているのは枝分かれした運動ニューロンです。
同時収縮した時の筋線維のまとまりを運動単位と呼びます。
これらの運動単位は、運動ニューロンのタイプにより異なり大きく3つのタイプに分類されます。
運動単位は、発揮する筋力レベルによって動員されるタイプが変わります。
どのくらいの筋力を発揮したかによって動員される筋線維は変わっていくのです。
筋力発揮が低い場合は赤い筋線維である遅筋線維、高い場合は白い筋線維で速筋線維が動員されます。
遅筋線維 ⇒ 肥大しにくく、収縮が遅いが疲労しんいくい筋肉
速筋線維 ⇒ 肥大しやすい、収縮が速く疲労しやすい筋肉
中間筋 ⇒ 遅筋線維と速筋線維の中間のタイプ
筋収縮のメカニズム
大脳皮質の運動中枢から発令されることによって骨格筋に伝わり動きます。
脳からの指令は、電気信号(インパルス)によて脊髄の運動神経細胞体に伝わり神経線維を介して筋肉に伝わります。
電気信号の速さに個人差はありません。
1秒間に60~80メートル
随意運動の状態つは、電気信号のスピードではなくシナプスの変化が大きく関わると言われています。
シナプスからは、化学物質が分泌され、他のニューロンに結合することで刺激が伝達されます。
運動単位と発揮される力
運動単位はその運動に応じて動員されます。
脳からの指令が伝わると100%の力で収縮しますが、運動単位は100%動員されるわけではありません。
例えば最大筋力の50%の力を発揮する時は、運動単位の50%だけが動員されることになります。
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