2020-05-28 (Thu)
13:16
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人は立派な肩書きや地位によって優れた人だと思い込んでしまいます。
ある人に対して様々な情報からその人がどんな人なのか知ろうとすることを対人認知と言います。
対人認知を左右するのが、見た目や肩書き、社会的地位と言った属性です。
例えば有名な大学出身、大企業に勤めていると聞くとそれだけで
実際、その人の内面が悪くても内面もよくその人が立派な人と思いこんでしまうのです。
このような心理をハロー効果と言います。
ハロー効果も自分自身を騙す確証バイアスの一つとなります。
いったん思い込んでしまうとなかなかイメージを覆すのが難しくなります。
名刺に色々な偉そうな肩書きをいくつも並べているのは、ビジネスの場でハロー効果を利用していると言えます。
また、広告で有名な芸能人を利用しているのもハロー効果を狙っているからです。
誰もがしっている有名な人が出てたらなんだか良いと感じることでしょう。
テレビで何だか偉そうな大学の教授が言っていたら信用してしまうのもハロー効果によるものです。
テレビは、基本的に事実を報道をする前提ではありますが
スポンサーによって成り立っているのでスポンサーの意向に反することは報道はしませんし
自分たちの都合のいい報道しかしないこともあります。
テレビだから安易に信用できるわけではありません。
良いハロー効果と悪いハロー効果
良いハロー効果
・有名大学出身
・企業の肩書き
・社会的地位が高い
・身なりや容姿が良い
・表情が明るい
など
見た目や肩書きでは分かるはずのない内面のことも良い評価が得る
悪いハロー効果
・社会的地位が低い
・悪いうわさがある
・身なりがだらしない、容姿が悪い
・仏頂面
など
これらは内面についても悪く評価される
肩書きは中身が伴ってこそ中身がないと悪い面が強調される
いくら肩書きが良くても中身が伴っていなければ逆効果になります。
実際に付き合ってみたが、中身がないことが分かり幻滅したなんてこともあるのではないでしょうか
一つの評価が良くてもほかの評価が悪すぎてしまうと反対に悪い面が強調されてしまいます。
物事の本質を見抜くには、肩書きや地位だけでなく相手の人となりに目を向けて総合的に判断することが大切です。
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