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2024-03-26 (Tue) 08:20

精神障害の診断におけるDSMとICDの違いについて

精神障害の診断において、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)とICD(International Classification of Diseases)は、それぞれ異なるアプローチを持つ重要な診断基準です。

DSMはアメリカ精神医学会(APA)によって開発され、主に精神障害の診断と統計に焦点を当てています。

一方、ICDは世界保健機関(WHO)によって作成され、精神障害だけでなく、すべての疾病の国際的な分類を目的としています。

DSMは、精神障害の診断における詳細なガイドラインを提供し、臨床家が患者の症状を正確に評価するための基準を設けています。

DSM-5は、その最新版であり、2013年に発表されました。

DSMは、特にアメリカ合衆国内で広く使用されており、研究、診断、保険請求のための主要なツールとなっています。

ICDは、精神障害を含む全ての健康問題に対する包括的な分類システムを提供します。

ICD-10は1992年に導入され、2022年にはICD-11が発表されました。ICDは、世界中の医療提供者によって使用され、国際的な健康データの統計と報告の標準となっています。

DSMとICDの主な違いは、DSMが精神障害に特化しているのに対し、ICDはより広範な疾病をカバーしている点です。

また、DSMは精神障害の診断における詳細な基準を提供することに重点を置いているのに対して、ICDは疾病の国際的な統計と報告のための分類システムとして機能しています。

これらの違いにもかかわらず、DSMとICDは互いに補完的な役割を果たしており、世界中の医療提供者が患者の診断と治療に利用しています。

精神障害の診断と治療において、これらの基準がどのように使用されるかは、地域や医療機関によって異なる場合がありますが、両方のシステムは精神医学の分野における重要な基盤となっています。.

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2024-03-26

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