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2024-02-12 (Mon) 14:32

他人にも自分にも一貫性を求めてはいけない

摩擦を避けるには一貫性を求めない
自分の正義の対象は、他人です。

誰かに対して自分の正義を主張したり、他人に自分の正義を強要したりすることは、言い換えれば誰かを縛る行為になります。

もちろん、それが適切とされることはありますし適切なら問題はないと思います。

明らかに相手に非があって自分が責任を取らないといけない場合、監督責任、指導責任という名の下に正当化されることはしばしばあります。

しかし、時にはそれがパワハラの温床になってしまうこともあります。

自分が上司や先輩という立場で経験が不足している部下や新人を見ていると、何でできないんだ、自分が新人の頃やってきたようにやれないのか、と思うこともあるかと思います。

そして、相手の為に指導しているつもりが「自分は正しくて相手は間違っている」という思考回路になってしまうと正義中毒になってしまいます。

相手からすれば、それはパワハラ以外の何でもないという状況になってしまいます。

これはSNSなどの正義中毒とよく似ているケースになります。

一見してフラットな関係としてSNSだけで繋がっている人、たまたまネット上でコメントを見かけた知らない人にまで、自分の考え、自分の経験上編み出してきた自分の正義を当てはめ、知らぬ間にそこから悦脱しないことを強要するようになっていきます。

関わり始めた頃は、同じ考えや同じ正義を共有していたはずなのに、急に意見や考え方の違いが見えたり、興味や関心の持ち方に差が出てきたりすることはよくあるかと思います。

こうなってしまうと一層許せないという気持ちが増幅し、強い口調で攻撃し始めてしまうのではないでしょうか。

会社の人間関係とネット上の関係の違いは、お互いに責任のない者同士であること、あるいは現実世界での関係性が薄いことだけかと思います。

そもそも他者、そして自分自身にも一貫性を求めること自体、不可能なことです。

もちろん、絶対に譲れない信念みたいなものがあることは悪いことではありません。

しかし、人間である以上、言動に矛盾があるのは当たり前で過去の発現や振る舞いを覆してしまってもしょうがないと言えます。

現時点で絶対的な信じていることだって、いつかその間違いに気が付く日がくるかもしれません。

今は、一番気が合う親友同士だって1ヶ月後にはもっと気の合う仲間を見つけて、お互い離れて行ってしまうかもしれません。

信じていたことを裏切られたと感じることこそ、摩擦やいざこざの原因にもなったりするのですが、それを回避する一番良い方法は、そもそも他人に一貫性を求めること自体をやめることかと思います。

一貫性を求めないことが人間関係の摩擦を避ける方法ではないでしょうか。

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2024-02-12

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