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2024-01-29 (Mon) 14:45

緘黙症とは特定の場面で話すことができなくなる発達障害の一種

緘黙症とは、子どもが特定の場面や相手に対して話すことを拒否する状態のことです。

ある特定の場面で話せなくなる症状のことを場面緘黙症、全ての場面で話せなくなることを全緘黙症と言います。

場面緘黙症の子どもは、家庭や親しい人との間では普通に話すことができますが、学校や知らない人との間では話すことができません。

全緘黙症の場合、家族とも話すことができない状態になります。

緘黙症は、発達要害の一種と考えられているようです。

発達要害とは、子どもの発達に関わるさまざまな能力に障害があることを指し、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、学習障害などがあります。

緘黙症の原因は、遺伝的な要因や脳の機能的な異常などが関係していると考えられていますが、はっきりとは分かっていません。

では、緘黙症の治し方はどうすればいいのでしょうか?

残念ながら、緘黙症には決まった治療法はないのが現状のようです。

しかし、それは決して諦めることを意味しているわけではありません。

緘黙症の子どもは、話すことに対して強い不安や恐怖を感じているので、不安を取り除いてあげることが大切で無理に話させようとすることは逆効果になってしまいます。

緘黙症の子どもに対しては、話さなくても大丈夫だという安心感を与えることや、話しやすい環境を作ることが大切とされています。

また、専門家の支援を受けることも必要です。

例えば、臨床心理士などが行うカウンセリングなどです。

これらの支援を受けることで、子どもの自信やコミュニケーション能力を高めることができるかもしれません。

緘黙症は、幼稚園や小学校などに入ってから気付かれるので、早期に適切な対応をすることで改善する可能性が高いと言えます。

緘黙症は、人見知りと間違われることが多いので、よく子供の様子を観察し人見知りとはちょっと違うのでは?と感じたら早めに専門家の人に相談に行くようにしましょう。

年齢が高くなるにつれて改善は難しくなってきてしまうと考えられるので、少しでも早めの対応が重要です。

緘黙症の人の支援の仕方としては下記のようなことが挙げられます。

- 緘黙症の人に無理に話させようとしないこと。
話すことに対して強い不安や恐怖を感じている場合が多いので、無理に話させることは逆効果です。
話したくないという気持ちを尊重し、話さなくても大丈夫だという安心感を与えましょう。

- 緘黙症の人に話しかけるときは、質問ではなく感想や意見を伝えること。
質問は回答を求めるものなので、緘黙症の人にとってはプレッシャーになります。
感想や意見は自分の考えを伝えるものなので、聞く側に負担をかけません。
例えば、「この本面白いね」と言うのは感想ですが、「この本どう思う?」と言うのは質問です。

- 緘黙症の人に他のコミュニケーション方法を提供すること。
話すことができなくても、書くことや絵を描くことやジェスチャーなどで自分の気持ちや考えを表現することができます。
これらの方法を使ってコミュニケーションすることで、緘黙症の人は自分の存在感や自己肯定感を高めることができます。

- 緘黙症の人に寄り添うこと。
緘黙症の人は孤立や孤独を感じている場合が多いです。
そんなときは、言葉ではなく身体的な接触や笑顔などで優しさや温かさを伝えましょう。
また、一緒に遊んだり趣味を共有したりすることで、仲間意識や信頼関係を築くことができます。

これらは一般的な支援の仕方であり、個人差や場合によっては適切ではない場合もあります。

最終的には、緘黙症の人自身が何を望んでいるか、何が必要かを尊重することが大切だと思います。


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2024-02-28

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