2023-11-21 (Tue)
09:09
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脳の余裕を大切にしよう
前頭前野を働かせるには、脳に余裕が必雄不可欠です。
自分の頭で考えるということは、前頭前野を働かせるということとほぼ同じと考えていいです。
前頭前野を働かせるには、他の領域にそれほどリソースを割かなくて済んでいる状態を保つ必要があります。
つまり、脳に余裕がある状態です。
寝不足であったり仕事や人間関係の問題で切羽詰まっている時、時間切れの時が迫っている時などは、前頭前野が働きにくくなります。
脳にとって今、目の前にあってすぐに処理しなければならない問題を差し置いて新しいことを受け入れたり考えたりしている場合ではないからです。
ですので、自分の頭で考えることにリソースを振り向ける余裕を作っておくことが大切です。
例えば、今まで着たことのないような服を着てみようという気持ちになるのはどんな時でしょうか。
おそらく、寝不足でつらい状態や重大な問題で悩んでいる時にそんなことはしないのではないでしょうか。
そんな状態では、する気になれないでしょう。
私たちは、パターン化された慣れ親しんだ状態を維持することを選択しがちです。
これは、余計なことに脳を使いたくないからです。
重要なプレゼンの前で緊張している時にいつも食べている定食屋ではなく、オープンしたてのお店に行くべきか、脳は悩む余裕はないのではないでしょうか。
このような行動は、実は脳の働きに基づいた合理的な選択になるのです。
何も考えず、毎日同じ選択を続けるのは楽で合理的です。
ですが、変化の少ない日々を送っていると脳はどんどん衰えてしまいます。
仕事や生活に追われて忙しい人も多いと思いますが、脳の為には小さなことでも前頭前野を働かせる余裕を作っていくことが大切になります。
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