2023-11-10 (Fri)
18:37
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体幹トレーニング=プランクだが効果は不明確
体幹である腹筋群、背筋群などはスポーツパフォーマンスを高めるうえでとても重要で、スポーツに限らず健康を維持する為に全ての人にとっても重要です。
体幹トレーニングとして体幹の固定・安定を目的としてプランクが行われることが多いかと思います。
「体幹トレーニング=プランク」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
プランクは、体幹の筋力トレーニングとしても活用されることもあります。
お腹の深部にある深層筋である腹横筋の活動を目的としたドローインもよく行われるかもしれません。
しかし、プランクで実際に体幹を安定させる腹圧の上昇はしていないようです。
そもそも多くのスポーツ動作では、体幹を固定させるよりも大きくダイナミックに動作して力学的仕事を行っています。
これを考えるとプランクが果たして意味があるのか、という疑問が出てくるのです。
とは言ってもプランクの実施による競技パフォーマンスの向上を認める報告もあります。
しかし、反証するデータもあるのです。
そのメカニズムについては明確になっていません。
また、ドローインには腹横筋を使えるようにする効果が腰痛患者において認められています。
しかし、腹横筋の筋活動レベルはスポーツ競技動作のほうがドローインよりもはるかに高くなります。
スポーツをして競技動作が十分に行えるのであれば、ドローインを行う意味はあまりないのかもしれません。
研究報告から考えると体幹トレーニングであるプランクやドローインの効果には、不明確な部分が多くよく分からないと言えそうです。
体幹の機能から考えると体幹動作の強い筋力と大きな可動性が重要であると考えられます。
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