2023-10-22 (Sun)
09:38
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欧州に比べると日本は基準が緩い
食品の国産が安心と思っている人は多いかと思います。
ですが、添加物に関してはヨーロッパに比べて日本は基準がとても緩いです。
日本は明確なリスクがない限り認可しますが、ヨーロッパは明確な安全性が証明されない限り認可しない傾向にあるようです。
ただし、これは必ずしも安全性を理由にした対応ではありません。
むしろヨーロッパは自国の産業を守る為に基準を厳格化して必然的に輸入制限しているなど農業経済的視点からの対応なのかもしれません。
添加物の表示については今、大きく変わろうとしています。
消費者庁が食品添加物の不使用表示に関するガイドラインを策定して規制を強化したので添加物に化学、合成、人工、天然などの単語が2024年春から使えなくなります。
例えば、合成着色料不使用などこれまでのようにパッケージに明記できなくなります。
つまり、より安全な製品を求めるとすれば、消費者は今まで以上に裏面の原材料名を確認して自分で判断する必要が出てくると言えます。
添加物は発ガン性やアレルギー性、遺伝毒性などのリスクが問題ではありますが、それだけではありません。
添加物によって引き起こされるミネラル不足や腸内細菌への悪影響もあります。
ミネラル不足を引き起こす添加物の一つに重合リン酸塩があります。
リン酸塩は、腸からのミネラル吸収を邪魔する添加物になります。
人体への毒性や発ガン性はないですが、食品中のミネラルと強く結合して便として排泄させて、ミネラル不足を引き起こしてしまいます。
ミネラルが不足した状態が長く続いてしまうと新型栄養失調のリスクが高まってしまいます。
新型栄養失調とは、カロリーは足りているのにタンパク質やビタミン、ミネラルなどが不足することで免疫機能の低下や倦怠感、貧血、冷え性、イライラなどの様々な不調を引き起こします。
リン酸塩は、ハムやソーセージ、ちくわ、冷凍食品などの多くの食品に使われています。
また、ベーキングパウダーやPH調整剤などにもリン酸塩が含まれている可能性があるので注意が必要です。
ミネラル不足を感じているなら、ミネラルが豊富な食材を意識して食べると良いかと思います。
煮干し粉末や昆布粉末、椎茸粉末、すりごま、無添加の焼き海苔などを食べる時に少し振りかけるだけでもミネラルを補給することができます。
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日本は添加物大国!身近な添加物について|人工甘味料、合成着色料、防カビ剤
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