2023-09-08 (Fri)
10:45
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スポーツ障害は、主に外傷と障害に分けることができます。
スポーツ外傷は、捻挫や脱臼、骨折、肉離れ、靭帯損傷など大きな力によって一度でダメージを受けた急性的なケガで患部の炎症が起こります。
炎症が拡大するとケガが悪化したり回復が遅くなったりするので外傷時の応急処置として患部の状態を把握した上でRICE処置を行うことが必要になります。
スポーツ障害は、疲労骨折や腰痛、腱炎などのように繰り返しのストレスで徐々にダメージを受けた慢性的なケガです。
RICE処置とは?
RICE処置とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を用いた外傷時の代表的な救急対応の方法になります。
RICE処置は、外傷部位の炎症をコントロールすることで二次的損傷を防ぎ、痛みや腫れを軽減することで早期回復を促してくれます。
Rest(安静)にして運動を中止することで全身の血液循環量の増加を抑えて患部の症状の悪化を防ぎます。
Ice(冷却)することで炎症によって過剰に高まった局所の熱感を下げて痛みを軽減します。
冷やすことで血管を収縮させて内出血を減らして腫れの軽減を図ります。
また、細胞の代謝レベルを下げて患部周囲の二次的低酸素障害が広がることを抑えることができます。
Compression(圧迫)によって損傷した細胞や毛細血管から細胞液や血液が漏出する現象を抑え、大量に血液が流れ込むのを抑えて腫れを抑えてくれます。
Elevation(挙上)は、患部を心臓より高く挙げることで物理的に患部への血流を穏やかにして患部からの静脈の流れを促進して内出血を抑えてくれます。
これらの4つを同時に1回につき20分程度を目安として1~2時間に1回繰り返します。
しかし、患部の状態によっては行えない手法もある場合もあります。
その場合は、できる手法で1つ2つでも行えばある程度の効果は期待できます。
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