2023-08-25 (Fri)
13:17
✎
運動によるマイオカインが脳の活動を活性化
運動をすることは、脳にも良いということは今や常識になっています。
脳への血流が増えることもそうですが、運動をすることによって筋肉から分泌される生理活性物質であるマイオカインが脳の活動を向上させてくれます。
マイオカインは、筋肉から分泌される生理活性物質の総称です。
視床下部などから分泌されるホルモンのように他の細胞や組織に影響を与えています。
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 栄養科学研究室 准教授の青井干渉氏によるとこの発見は、ライフサイエンスや医療界にとって大きな衝撃だったと言います。
現在、働きが解明されつつあるマイオカインは約50種類あるそうです。
マイオカインの中で脳にプラスの効果を及ぼすと言われているのが、アイリシンやカテプシンBです。
これらは脳内でBDNFと呼ばれる脳由来神経栄養因子の発現を促進しているという報告があります。
BDNFは、記憶を司る海馬の神経を増やす神経新生を起こすとされています。
運動をすることで神経新生が期待できて加齢による脳の萎縮を抑えることに繋がります。
また、乳酸も今ではマイオカインの一種とされています。
乳酸は脳の中でBDNFを増やす効果を持っていることが報告されています。
では、マイオカインを効率的に分泌させて脳を健康に保つにはどんな運動をすればいいのでしょうか。
続きはこちら
↓↓↓
- 関連記事
-
- 運動パフォーマンスを左右する4つの要素、筋力トレーニングだけではパフォーマンスは向上しない
- トレーニングの総負荷量が同じであれば週3回でも6回でも効果は同じ
- 筋力トレーニングの常識を覆すかもしれないmTOR、リボソームをフル稼働させタンパク質合成を促す
- パフォーマンスを最大限に発揮する為の筋力トレーニング・コンディショニング豆知識
- 筋力は関節角度によって大きく変わる!大きな筋力を発揮するには姿勢が大事
- その薬の効果は誇張されているかも!?数字に騙されてはいけない!病人は健康診断で作られる
- 生活習慣でガンは作られているのかも、人は自然から遠ざかるほど病身に近づく
- アスリートのパフォーマンス発揮に必要なコンディショニングについて
- 農薬残留基準値は勝手に変更される、そもそもデータは信用できるのか
- お酒は少量でも身体に悪い、健康を考えるなら飲まないのがベスト!砂糖の依存性、カロリーゼロにも注意
- 子供たちにとってマスクを外すのはハードルが高い、自己肯定感が低い日本の若者
- 筋肉についての疑問10、速筋と遅筋、筋肥大の限界は?適した負荷は?
- 腸を整えて副腎をケアしよう!炭水化物の摂り過ぎで腸にカビ!?
- スポーツ障害の多くは使い過ぎ、適切に休養を取り普段から身体の使い方を意識しよう
- インスリン抵抗性はタンパク質、糖質、脂質の三大栄養素のどれでも生じる
スポンサーリンク
↻2023-08-25