2023-07-29 (Sat)
09:52
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ビタミンDとは?日本人の98%が不足
ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、健康を維持する為に必須の栄養素になります。
キノコ類に含まれるビタミンD2と動物性食品に含まれるビタミンD3があります。
どちらも体内で同じ程度の活性で働くことができます。
2023年に発表された論文によると日本人の98%が不足していることが分かったそうです。
ビタミンDは食事から摂取する以外にも体内で合成することもでき、皮膚に紫外線を浴びることでビタミンD3が合成されます。
冬は日照時間が短く紫外線量も減少するので食事から積極的に摂取することが重要です。
また、日焼け止めや日傘の利用で十分な紫外線を浴びていない場合は、ビタミンDの合成がされなくなってしまいます。
紫外線は、シミ、シワ、皮膚ガンの原因になるとされていますが、過度に紫外線を避けることも身体にとっては良くないと言えます。
ビタミンDは、日照時間やライフスタイルに応じで食事からの摂取量を調整するのが理想かと思います。
摂取した、もしくは合成されたビタミンDは、まず肝臓、次に腎臓で代謝されて活性型ビタミンDになり、30にものぼる臓器で様々な働きをします。
カルシウム恒常性
小腸でカルシウムとリンの吸収を促して血中カルシウム濃度を一定に調節します。
細胞全般細胞周期をコントロールしたり細胞の増殖を抑えたりします。
免疫機能
自然免疫や獲得免疫など免疫機能を調整します。
膵臓
膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促します。
心臓や心血管
血液凝固や心臓の筋肉の機能を調整します。
筋肉
筋肉を正常に発達させ筋力を改善します。
ビタミンDには、カルシウムの吸収を促進させる働きがあるのはよく知られていますが、近年では様々な働きが明らかになっています。
感染症やガン、糖尿病などの疾患の発症や予防にも関わっていると考えられています。
また、筋力を維持する働きもあるのでフレイルやサルコペニアの予防にも注目されているようです。
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ビタミンDは日本人の98%不足!個々のライフスタイルに合わせて調節が必要なビタミン
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