2023-06-14 (Wed)
15:10
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ストレスでコルチゾールが上昇
ストレスと深く関係している臓器に副腎があります。
副腎は腎臓の上にあり、小さな器官で三角形のような見た目をしています。
副腎は私たちにとって大変大きな役割を果たしていてストレスと大きく関わっています。
副腎には、表面の副腎皮質と内部の副腎髄質という2つの組織があります。
副腎皮質では、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれるホルモンを生成しています。
コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれストレスから身体を守っています。
糖質利用の調節、血圧を正常に保つなどに関わるホルモンになります。
アルドステロンは、塩分、カリウム、水分のバランスを保つ役割をしています。
副腎髄質では、アドレナリン、ノルアドレナリンと言われるホルモンを生成しています。
これらは、身体の機能が正常に働く為に様々な役割を果たしていますが、その中でも非常時に血圧を上昇させたり、筋肉への血流を増加させたり、エネルギー源としてブドウ糖を血中に増加させたりする重要な働きをしています。
副腎皮質、副腎髄質のどちらからのホルモンは例えば、怖い犬から逃げたり、バスに急いで乗ったりする時に必要となる「闘争・逃走」の為に大事なホルモンになります。
また、コルチゾールは覚醒を促すだけはなく、目覚めを促し、食べ物の消化や感情の調整にも関係しています。
なので、慢性的なストレスを受けることで、コルチゾールのレベルが長期的に上昇をしていると不眠、体重増加、不安、鬱などの症状が出る可能性が高くなります。
コルチゾールのレベルを直ぐに下げる方法はありませんが、規則正しい生活をして十分な睡眠を確保し、身体を休ませることでストレスを軽減することが重要かと思います。
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