2023-05-27 (Sat)
09:21
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中肉中背が健康で長生き「BMI22が理想」は神話
自分の体重は、どのくらいが適正なのかを知る指標としてBMIがあります。
健康診断でも用いられているので一度は見聞きをしたことがあるのではないでしょうか。
BMIは、体重kg÷(身長m×身長m)で求めることができます。
これは、1835年にベルギーのアドルフ・ケトレー氏が提案しました。
BMIは、これまで22が理想的な数値と言われてきました。
この指標のもとになった研究は、実は30~59歳の限定された世代を対象とした成績が基本となっています。
近年では、世界各国の研究者が様々な調査を行い、時代の実情に合った新たなBMI指標が提唱されています。
健康で長生きできる数値はBMI22.5~25くらいで太ってはいないけどぽっちゃりしている、中肉中背と言われる体格になります。
日本でBMIが広く知られるようになったのは20年くらい前の2000年頃かと思います。
当時は、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満など生活習慣病の改善やメタボリックシンドロームに対する栄養管理、つまりやせる為の栄養管理に主眼が置かれていました。
22という数値は、高血圧、脂質異常症などの有病率が最も低いBMIを示したものになります。
しかし、これだけで健康で長生きをする為のBMIは22が理想と言えるわけでもないのです。
BMIが広く知られるようになったことで、BMIや体脂肪率、コレステロールの数値を気にする人が増えているかと思います。
高齢化が進む現在では、BMI22が理想という神話が反対に健康に悪影響を及ぼしているの可能性もあると思います。
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