2023-05-21 (Sun)
09:20
✎
ペットボトルの水は水道水よりも安全なのか
昔は飲み水と言えば、水道水でした。
しかし、今では水道水を飲まずにペットボトルに入ったミネラルウォーターを日常的に飲んでいる人も多いのではないでしょうか。
なぜ、水道水ではなくペットボトルの水を飲むのでしょうか。
ミネラルウォーターなので水道水よりもおいしくて身体に良いのでしょうか。
実は科学的に見れば、決してそんなことはありません。
2017年、東京都水道局は約3万人を対象に水道水とペットボトルのミネラルウォーターのどちらがおいしいと感じるか目隠しをして調査をしました。
その結果、どちらもおいしいと答えた人が19.8%、ミネラルウォーターがおいしいと答えた人が41.0%、水道水がおいしいと答えたのが39.1%だったそうです。
東京都水道局「東京水飲み比べキャンペーン」2017年度より
つまり東京都の人が出した結論は、ミネラルウォーターと東京の水道水のおいしさは同程度で差がないということです。
では、安全性に関してはどうでしょうか。
一般にペットボトルの水は、湧き水や井戸水、地下水などを原料にしています。
源は水道水と同じ川や沼の水になります。
多くの国で水道水とペットボトルの水は異なる基準になっています。
日本の場合は、水道水は水道法で、ペットボトルの水は食品衛生法で規制されています。
水道法では、一般細菌、大腸菌、カドミウム、水銀など51の有害物質を対象に基準値が決められています。
この基準をクリアしないと水道水として認められません。
一方でペットボトルの水は清涼飲料水になり、39の水質基準項目をクリアすることを課せられています。
水質基準の対象としてチェックされる有害物質の種類は水道水のほうが多いです。
しかも、共通する6種類の有害物質については全て水道水の基準のほうが厳しくなっています。
このことからペットボトルの水よりも水道水のほうが安全と言えると思います。
ミネラルウォーターには、ミネラルが含まれていると思いがちかもしれませんが、その量は微々たる程度です。ミネラルウォーターで必要な量のミネラルはほぼ摂れません。
これは硬水でも同じと言えます。
続きはこちら
↓↓↓
- 関連記事
-
- 筋力増強目的の高強度トレーニングでは8分のセット間の休息時間が有効かも!?
- お茶に溶けている農薬ネオニコ、本当は危険かもしれない国産食品
- 子供たちにとってマスクを外すのはハードルが高い、自己肯定感が低い日本の若者
- 筋肉が大きく肥大するのは「筋繊維再生系」と「タンパク質代謝系」によって起こる
- 副腎ケアの基本「副腎の仕事を減らす」「副腎をタフにする」小麦より米、乳製品より植物性食品を選ぼう
- トレーニングの筋肥大効果は重さ(強度)ではなく、総負荷量で決まる!
- カノーラ油は寿命を縮めるかもしれない、解明されていない微量成分が危険かも
- トレーニング後のクールダウンの効果は否定されている!?エビデンスなし、クールダウンをする際に注意したいこと
- 農薬残留基準値は勝手に変更される、そもそもデータは信用できるのか
- 副腎ケアは米国抗加齢医学会の常識、副腎ケアのステップ4つ
- 腸内細菌バランスと健康関連 -「腸内フローラを整える」ことで肥満、アレルギー、睡眠、免疫、物忘れ、便秘対策に!
- トレーニングは夕方が最適かも!?就寝前のプロテインは就寝時のタンパク質合成率を高める
- 糖尿病の原因は脂質と言う事実を国と企業が隠している?国が発表する統計では重要な真実が読み取れない
- 乳幼児期の心地よい感覚が脳を育て社会性を育む、オンラインでは内受容感覚は得られない
- 筋肉から分泌されるインスリン様成長因子(IGF-1)が筋肥大に重要!成長ホルモンはあまり関係ない
スポンサーリンク
↻2023-05-21