2020-05-21 (Thu)
08:43
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〇スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
反動をつけずにゆっくりと息を吐きながら限界の関節可動域まで筋群を伸ばし10~30秒保持する。
ストレッチ間の呼吸は自然に行う。(心拍数を減らし緊張を除く)
筋肉の張りは感じられるが痛みは感じない範囲で行う。
〇バリスティックストレッチ(可動域外)
反動や弾みをつけて行うストレッチ。
伸張反射を生じやすく傷害が発生する危険性がある為利用は奨められない。
伸張反射 ⇒ 筋肉の急激な伸張によって起こる筋肉の即時の収縮
〇ダイナミックストレッチ(可動域内)
伸ばしたい筋群の拮抗筋の筋活動によって伸ばす筋肉の筋活動を抑制(脱力)する相反抑制を利用できる。
スポーツや日常生活の動きのパターンに合わせた柔軟性(動的柔軟性)を改善できる。
〇PNFストレッチ(固有受容性神経筋促進法)
固有受容器(感覚器官)の一つであるゴルジ腱器官を刺激して筋肉を脱力させる。
筋肉が強い力を発揮すると筋肉や腱、関節につよい力がかかり筋断裂などの傷害を防ぐ為に、
ゴルジ腱器官が強い力を感知すると筋力発揮を反射的に抑制する。(自己抑制)
PNFでは伸ばしたい筋肉に強い力を発揮させて自己抑制を起こさせる。
この反射によって筋肉を脱力して弛緩させ直後に行うストレッチでその筋弛緩作用を利用する方法。
脳や脊髄などの中枢神経疾患、こせっつ、脱臼などの整形外科的疾患などを原因とする
筋力低下、協調性不全、(身体を思い通りに動かせない)、筋肉の伸張性の低下などの運動機能の異常を改善させる運動療法として用いられる。
・ホールドリラックス法
一度伸ばしたい筋肉を静的にストレッチ。
その後、徒手抵抗で最大収縮(アイソメトリック)を起こさせ(6秒程度)瞬間脱力し再び静的ストレッチをする。
これを数回繰り返す
・コントラクトリラックス法
一度伸ばしたい筋肉を静的ストレッチ。
その後、徒手抵抗で収縮(アイソトニック)させ瞬間脱力して再び静的ストレッチをする。
これを数回繰り返す。
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↻2020-05-21