2023-04-23 (Sun)
09:13
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速筋と遅筋とは?
筋肉を構成する筋繊維には、大きく分けると速筋繊維と遅筋繊維があります。
速筋繊維は、白く見えるので白筋とも呼ばれ収縮速度が速く、筋力・瞬発力に優れた筋繊維になります。
遅筋繊維は、赤く見えるので赤筋とも呼ばれ収縮速度が遅く、持久力に優れた筋繊維になります。
色の違いは、筋肉中に存在するミオグロビン(酸素の貯蔵体)と呼ばれるタンパク質の差になります。
ミオグロビンが多いと筋繊維が赤く見え、少ないと白く見えます。
速筋と遅筋の中間のタイプの中間筋もあります。
これはピンク筋とも呼ばれますが、ピンク筋の分類は速筋線になります。
マグロのような赤身の魚は遅筋繊維が多く、長い時間泳ぎ続けることができます。
一方で白身魚は、瞬間的な力発揮は得意ですが、長時間泳ぐことはできません。
人間であれば、速筋繊維が多いと短距離が得意で遅筋繊維が多いと長距離が得意になります。
スプリンターは速筋タイプ、ランナーは遅筋タイプです。
筋繊維のタイプは、遺伝的要素が強いのでトレーニングをしてもその割合が大きく変わることはないとされています。
筋繊維タイプによるスポーツの得意、不得意は、先天的に決まってしまっているとも言えます。
トレーニングをしても筋繊維のタイプが劇的に変化することはありませんが、トレーニングを継続していると筋繊維は遅筋化が起こります。
これは速筋繊維が遅筋繊維になるというわけではなく、速筋繊維の中で遅筋化が起こっていきます。
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