2023-03-25 (Sat)
10:37
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口ではでんぷんだけが分解される
子供の頃に「よく噛んで食べなさい」と言われたことはないでしょうか。
噛むことは歯で物理的に食べ物をすりつぶしていく為です。
ですが、それだけではありません。
唾液と食べ物を混ぜる為でもあるのです。
唾液には消化酵素が含まれているので、食べ物の栄養素を身体が吸収できる状態にしてくれる作用があります。
唾液に含まれる消化酵素は、アミラーゼがほとんどです。
これは、でんぷんを消化する働きをします。
アミラーゼは、でんぷんの分子を短く切断して最終的にグルコースが二つ結合したマルトース(麦芽糖)まで分解されます。
タンパク質や脂質はアミラーゼでは分解されません。
例えば、ハンバーガーならパンから炭水化物、肉からタンパク質と脂質が主に摂れますが、これらをいくら噛んで唾液と混ぜても口の中で消化されるのは、ほぼパンだけになります。
ご飯やパン、イモなどに含まれるでんぷんは多数のグルコースが数十~数万個結合しています。
アミラーゼは、それを二つ結合した状態(マルトース)になるまで切っていくことができます。
ご飯などをよく噛んでいくと甘みを感じてきますが、これはマルトースによるものです。
この状態でもまだ身体に吸収できるわけではありません。
口の中が消化の第一段階になります。
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