2023-03-21 (Tue)
15:08
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中高生には自ら考えて実行できる機会を
学校教育の現場で子供たちに接している先生も本当はマスクを外させてあげたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
国からガイドラインが示されたことで、マスクを外していい場面を子供たちに積極的に伝えるようにしていると思いますが、実際には体育の時間でさえマスクをしたまま、外したくない生徒も多いようです。
ここで先生たちには、マスクをするかしないかは誰かに迷惑をかけない範囲であれば自分がしたいことを自分で決めていいことをしっかりと伝えてあげてほしいと思います。
「自分の思い、考えは常に誰かと同じではない」ということを理解する為の学びの機会を積極的に設けていくといいのではないでしょうか。
授業中は、マスクを外したいと思う生徒がいたとします。
その一方で感染対策の為にマスクがないと不安と考える生徒もいると思います。
このような時「ルールだから」という理由で子供たちを納得させるべきではありません。
これでは思考を停止させてしまいます。
例えば、マスク賛成派と反対派の立場から、それぞれ思いを率直にぶつけ合って多様な見方や立場をイメージして理解し尊重し合う学びの時間を設けます。
つまり議論をするのです。
マスクをつける必要性だけではなく、それがもたらすリスクの側面にもしっかりと目を向けて議論をします。
中高生であれば、国が提供しているデータや論文などから、自ら問い立てて考えを深めていくことができるかと思います。
これこそが総合的な学習である探求学習です。
このような学びの経験は、家庭ではなかなか得る機会がないと思います。
多様な人々が集まって生活する学校だからこそできることです。
コロナによって起こり始めた様々な問題、特にヒトの心に関わる問題には明確な答えがありません。
答えのない課題だからこそ、当事者である自分の見方で問題をとらえて自らのこととして考えることが大切ではないでしょうか。
そして、それを多くの人々と共有して議論しながら、よりよい解決に向かって模索をしていく、このような機会を教育の現場で提供をしてもらいたいものです。
日本人は、議論が苦手で避けようとする傾向があります。
特にマスク着用について議論することは良くない、避けたいと思っている先生もいると思います。
しかし、それでは次世代が必要とする学びの機会を奪ってしまうことになってしまいます。
「先生はこういう理由からこう考えている」「君たちはどう思う?」と問いかけることから始めてみてはいかがでしょうか。
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