2023-02-09 (Thu)
09:35
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ホルモン生産に必要な栄養素ビタミンB群を摂取しよう
副腎ケアで腸と肝臓を整えたら次は、内分泌系を元気にしていきます。
内分泌系とは、ホルモンを分泌する器官です。
副腎が疲れている人に圧倒的に不足している栄養素があります。
それがビタミンB群です。
副腎がストレスや炎症に対抗する為にコルチゾールなどのホルモンを生産しますが、その過程でビタミンB群が大量に消費されてしまいます。
ビタミンB群は身体のあちこちで必要とされる栄養素になるので、副腎が疲れていると足りなくなってしまいます。
さらにもともと副腎が強くなくて疲れやすい人は、ビタミンB群を吸収しにくい傾向にあります。
なのでビタミンB群が多く含まれている食べ物をこまめに食べるように心掛けると良いでしょう。
また、肝臓が代謝する時にも大量のビタミンB群が必要になるので、ビタミンB群が足りていないと肝臓の解毒機能まで弱めてしまうことになります。
ビタミンB群と言うと一般的に誤解されていることもあるかと思います。
肌荒れに効くビタミンB2配合、疲労回復にはビタミンB1が良い、など聞くのではないでしょうか。
個別に摂取すれば良いと思いがちかもしれません。
ビタミンB群には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類があります。
ビタミンB群はそれぞれが相互に作用していますので、どれか一つを摂れば良いと言うわけではありません。
全体で摂らないと体内で上手く作用してくれないのです。
腸内環境が良い人は、腸内でビタミンB群を生産することもできますが、副腎が疲れている人は腸内環境が悪い人が多いのでビタミンB群を生産することができません。
ビタミンB群はエネルギー代謝に使われる栄養素になります。
糖質やタンパク質、脂質などのエネルギーの元になる食べ物を食べてからビタミンB群を摂らないと意味がありません。
ビタミンB群は、空腹状態で摂っても意味がないと言えます。
ビタミンB群を多く含んでいる食べ物は、全粒の穀物、豚肉、味噌、レバー、卵などがあります。
この中で吸収が良いおススメの食材は豚肉です。
肉を食べると胃がもたれてたくさん食べられないと言う人は、ひき肉から食べてみるのも一つの手です。
カレーならキーマカレー、肉団子、ハンバーグ、肉味噌、そぼろなど試してみてはどうでしょうか。
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内分泌系を元気にして副腎をケアしよう!ビタミンB群、タンパク質、亜鉛
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