2023-01-28 (Sat)
15:26
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日本人の肥満の現状
肥満とは、身体に体脂肪が過剰に蓄積した状態のことを言います。
肥満かどうかを判断するには、主に身長と体重から算出されるBMIが用いられています。
健康診断などで見たことがあると思います。
日本肥満学会では、BMIが25以上で肥満、35以上で高度肥満に分類しています。
また、日本人の食事摂取基準2022年版では、フレイル予防と生活習慣病予防を考慮して目標とするBMIを定めています。
厚生労働省によって行われた2019年の「国民健康・栄養調査」によると日本人の肥満の割合は男性で33%、女性で22.3%になっています。
ここ数年間、女性は有意な増減は見られていませんが、男性は2013年から増加傾向にあります。
年代別で見ると男性で最も肥満の割合が高いのは40歳代で39.7%、次に50歳代で39.2%となっています。
この原因として、加齢と共に基礎代謝量が落ちることが考えられます。
それだけでなく、他の年代と比べて運動習慣のある人の割合が低いことや生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている人の割合が高いなども考えることができます。
一方で女性では最も割合が高い年代は60歳代で28.1%と年齢が高くなると増加する傾向にあります。
男性と同じで女性も加齢によって基礎代謝が落ちてきますが、女性においては更年期も大きく影響をしていると言われています。
更年期は、閉経を迎える前後の数年間のことを言いますが、この時期はエストロゲンの分泌が急激に低下してきます。
エストロゲンは、脂質の代謝を促す働きもあるので分泌量が減ると太りやすくなります。
歳を重ねても適正体重を維持するには、運動習慣を身に付けて代謝が低下を防いで、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
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