2022-12-21 (Wed)
09:12
✎
老化は体内の炎症反応、コルチゾールが抑えている
老化をするのは、自然現象であり当たり前のことで避けることができませんが、老化する速度は個人によって異なります。
老化を止めることはできませんが、その速度を緩やかにすることはできるかもしれません。
そもそも老化とは一体何なのでしょうか。
年齢を重ねて身体の機能が衰えていくことが老化と答える人が多いかもしれません。
確かにその通りなのですが、医学的な視点で見ると老化に伴う疾患や症状は全て体内で起こっている炎症反応と捉えることができます。
簡単に言うと身体のあちこちで火事が起きているようなものです。
例えば、血管で炎症が起きれば動脈硬化に繋がります。
それが脳の血管で起こって血管が詰まれば脳梗塞になり、心臓で詰まれば心筋梗塞になります。
身近な例で言えば、肌で起こればシミやシワになります。
一般的に医療では、サビである酸化やコゲである糖化と言われる現象になります。
様々な身体の不調や病気は、炎症が身体のどこで起っているかの違いなのです。
症状の度合いは、その炎症の程度の違いになります。
ここで登場するのが炎症を抑えるホルモンです。
それがコルチゾールです。
コルチゾールは、副腎から分泌され体内の炎症を抑えてくれています。
身近な例では蚊に刺されると赤く腫れたりしますが、これも肌の炎症の一つです。
この時、ホルモンが熱をもったり腫れあがったりするのを抑えるように働きます。
他にもアレルギー反応を起こして気管支が腫れあがるのを抑制してくれたりもしています。
コルチゾールは、どんな炎症も抑えるように働く、いわば火消しの水と言えます。
残念ながら私たちは長く生きれば生きるほど大なり小なりの火種をため込んでいきます。
その火種をコルチゾールがこまめに消し去っていることで身体の健康が保たれているのです。
ですが、火種の発生がコルチゾールが抑えるよりも早かったり、消しきれないほどの量の火種ができたり、もしくは消しきれなかったりすることがあります。
その時は、様々な病気や老化症状が外に出てくるのです。
続きはこちら
↓↓↓
- 関連記事
-
- 両側性トレーニングで左右の筋力バランスが整う、両側性のバイラテラルと一側性のユニラテラル
- 夏場に多い食中毒、予防をする6つのポイント
- 「筋肉は大きな力を発揮しなくても太くなる」は今や常識!様々な要因が関係
- ピークパワーは最大筋力の30~35%、スポーツでのパワーを高めるには?
- お茶に溶けている農薬ネオニコ、本当は危険かもしれない国産食品
- 筋肉の構造は役割によって違う、スピードの平行筋、力の羽状筋、マクロ視点
- 筋肉の「筋力型」「スピード型」かは、関節のテコ作用やサルコメアの長さによっても決定
- カノーラ油は寿命を縮めるかもしれない、解明されていない微量成分が危険かも
- 栄養素は体内の化学反応の材料でバランスが大事、身体は化学反応の連続
- 薬による体内で起こる化学反応は誰にも分からない、新薬が良いとは限らない
- スポーツ現場での個人情報は取り扱いに注意しよう!ルール3つ
- 免疫グロブリンは細菌やウイルスから身体を守っている
- 便秘について、食物繊維、腸内細菌、運動不足、睡眠不足、ストレス
- 副腎の機能が低下して起こる症状10、老化、不眠、更年期、生活習慣病、自己免疫疾患など
- 肝臓と腎臓によって体内の老廃物や有害物質が解毒されて排出されている
スポンサーリンク
↻2022-12-21