2022-11-12 (Sat)
13:26
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風邪薬で風邪は治らない
風邪を引いたら薬を飲む、病院に行く、多くの日本人は無意識にこのような思考回路になっているのではないでしょうか。
これは「医者は病気を治してくれる人」「薬は病気を治してくれるもの」と言う認識があるからではないでしょうか。
しかし、本当の意味で病気を治してくれる薬などは、ほとんどありません。
ほとんどの薬は、病気を治すものではないのです。
薬が病気を治してくれるわけではないので、医者が病気を治してくれるとも言えません。
薬を飲んで辛い症状がなくなった、そして風邪が治った、こうなってしまうと「薬が効いて治った」=「薬を飲んだから治った」と感じてしまうと思います。
薬は、咳や鼻水、熱といった症状に対して即効性があります。
ですが、これはあくまで対処的に咳を止めて、鼻水を止め、熱を下げてくれるだけです。
風邪そのものを治してくれているわけではありません。
薬はただ症状を抑えているだけで、症状の原因を治してはくれないのです。
中には、それだけで十分ではないか、と思うかもしれません。
たしかに辛い症状を抑えてくれることは、とてもありがたいことです。
でも、一度よく考えて頂きたいのです。
なぜ身体は咳や鼻水、熱を出しているのでしょうか。
この理由を考えてもらいたいのです。
その理由は、ただ一つしかありません。
身体が風邪のウィルスと戦っているからです。
咳も鼻水も熱もウィルスと戦い、排除しようとしている身体の免疫反応です。
免疫反応である症状を薬で抑えてしまうと反対に治りが遅くなってしまいます。
私たちが本当に立ち向かうべき敵は、ウィルスであり風邪の症状ではありません。
風邪を引いた時にすべきことは、薬を飲んで症状を抑えることではなく、身体の免疫反応をフルにサポートすることです。
それは、風邪の症状が出始めたらエネルギーを消耗しないようにゆっくりと休息を取ることです。
早々に薬を飲んでしまうことが、身体の声をいかに無視した行動であるかが分かるのではないでしょうか。
もちろん、咳で寝付けない、鼻水で呼吸がしにくい、高熱で辛いなど症状が辛過ぎてどうしようもないと言うような時は、薬を飲むのも良いです。
ただし忘れてはいけないことは、風邪を治してくれるのは薬ではなく自分の身体だと言うことを忘れないようにしましょう。
本当に健康のことを考えるのであれば、薬は最後の選択肢であるべきかと思います。
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風邪は風邪薬では治らない!?胃薬で消化不良になることもある
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