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2022-11-02 (Wed) 13:23

薬は身体からの声にフタをしてしまう、症状を抑えるだけで治すわけではない

病院に何の為に行くのか
高熱が出たので病院に行った。

インフルエンザを疑われて検査をしたがウィルスが検出されなかったので医師から「これでは薬が処方できないので明日また来てください」と言われた。

翌日、熱が上がり辛かったけど病院に行き、再検査を受ける。

するとウィルスが検出されてインフルエンザと診断され、抗インフルエンザ薬を処方されて帰宅した。

これは、インフルエンザシーズンによくあることですが、これをあなたはどう思うでしょうか。

仕方ないと思いますか?

それとも何かおかしいと思いますか?

今では、もっと早くウィルスが検出されるようになっているので、こんなことはないと言う人もいるかもしれません。

しかしそれは、この問題の本質ではありません。

このシーンを別の言い方にしてみましょう。

熱が出て辛い思いをしている患者さんが目の前にいるのに検査の結果が陰性だから治療しない。

高熱で体力が落ちていて、できる限り休む必要がある患者さんに対して様々なウィルスが蔓延している病院に再度来るように指示をする。

インフルエンザの薬を出す為だけに。

翌日、言われた通り病院に行き前日と同じ検査をして陽性になったのでようやく薬を処方した。

さて、どうでしょうか?

何か違和感を感じませんか?

いつしか病院は「薬を貰うことを目的に行く場所」になり「病気を治す場所」と言う役割が弱くなっているのです。

病気を治す為に薬を貰いに病院に行くのではないか、と思うかもしれません。

ですが、辛い思いをしてまで行った初日は、このケースでは何もしていないのです。

熱が高い状態で病院に行くのは、患者さんにとってかなりの負担です。

さらに熱が上がって、立つこともままならなくなり2日目に病院に来ることができないことも十分にあり得ます。

さらには、インフルエンザの疑いがあると言うことは、同じ病院に来ている他の病気の人たちに感染させてしまう可能性もあります。

また、もし2日目の検査でも陰性だったとしたら治療が1日遅れてしまうことになり、体力も奪うことになりより症状が悪化してしまうことにもなるかもしれません。

薬局の窓口で「来たときよりも具合が悪くなった気がする。家で寝てればよかった」言ってくる患者さんもいるくらいです。

多くの人が勘違いをしていると思いますが、多くの薬は病気を治すものではなく、症状を抑えるだけのものです。

特効薬と誤解している人も多いかもしれませんが、抗インフルエンザ薬として処方されるタミフルやリレンザは、インフルエンザウィルスを抑える効果はあっても、消してくれるわけではありません。

治すのは、薬ではなく自分自身の身体なのです。

病院に行かないで家で寝ていた方が、身体の免疫機能がフルに稼働してくれるので早く治してくれるのです。

あなたが病院に行く目的は何でしょうか。

薬をもらいに行くことですか。

病気を治すことですか。

よく一度考えてみてはどうでしょうか。

もちろん急を要する症状であれば話は別です。

救急車を呼んで一刻も早く病院に行くようにしましょう。

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2022-11-02

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