2022-10-07 (Fri)
13:30
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除菌・殺菌で皮膚膜が破壊され常在菌死滅
ノロウイルスやO-157などの昔はそんなになかったような感染症が度々流行をしたりします。
それによってとにかく除菌、殺菌をする風潮があります。
今では、コロナ騒動以降その風潮はより強くなっているかと思います。
除菌や殺菌の為のシートやスプレーなど様々な商品が発売され売られています。
もはや、日本人はキレイ好きを通り越して「除菌・殺菌剤中毒」と言ってもいいのではないでしょうか。
ノロウイルスやO-157、新型インフルエンザなどが騒がれると皮膚科に患者さんが殺到する現象が起きます。
内科ではなく皮膚科です。
では、なぜ内科ではなくて皮膚科なのでしょうか。
感染症が騒がれると建物やお店の入り口に殺菌ジェルが置かれます。
そうなると多くの人が手が汚れているわけでもないのに「やらないといけないんだ」などと思い手を伸ばすのではないでしょうか。
その結果、常に殺菌をすることになるので手が荒れてくるのです。
本人は、なぜ手が荒れたのか理由が分からないので皮膚科に行くようになります。
コロナ騒動以降、手が荒れた人も多いのではないでしょうか。
人の皮膚の表面には、皮脂膜という薄い膜があります。
これがあるおかげで、私たちは菌だらけの環境でも外敵に侵入されることなく健康でいることができます。
また、私たちの身体には常在菌もたくさんいて皮脂膜とともに私たちの身体を守ってくれています。
それなのに殺菌剤をこれでもかとかけられたら、皮脂膜は破壊され皮膚の常在菌も死滅をしてしまいます。
感染症の予防をしているつもりでも除菌によって身体の防御壁を自ら破壊していることになるのです。
日本人は、菌に神経質になることで自分たちをどんどん弱くしていると言えます。
感染症は、ウイルスに触れたら必ず発症するものではありませんし、体内に入ってきたら必ず発症するわけでもありません。
症状が出てしまうのは、身の回りのウイルスを排除できなかったからではなくて、感染したあとに発症させてしまうような弱い身体だったからです。
地球上で無菌はあり得ません。
菌やウイルスはどこにでもいますので、私たちの生活はどうしても菌やウイルスとともにあるのです。
もちろん不潔で良いと言うわけではありません。
過度に除菌・殺菌をするのが問題になります。
除菌・殺菌をこれまで過度に行ってきた人は免疫機能が低下している可能性が高いです。
このような人は、いきなり殺菌をやめるのではなく徐々に習慣を変えていくと良いかと思います。
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