2022-10-05 (Wed)
16:34
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薬による体内での化学反応は未知数
薬は、人工的な化学合成物質であり、薬効とは人工物である薬を体内に取り入れることで起こる化学反応のことです。
薬にオレンジやピンクなど色がついているのは合成着色料を使っているからです。
薬は、病気を治してくれると思っている人が多いかと思いますが、薬は毒にもなります。
体内に入ってきた薬は、どんな化学反応を起こしているのか実は誰にも分かりません。
処方した医師でも薬の専門家である薬剤師でもです。
一体これはどう言うことなのかと驚く人も多いでしょうが、これは当然のことなのです。
なぜなら人の身体は一人一人違いますし、身体の状態も日々変わっているからです。
なので同じ薬でもある人には問題がなくても、ある人には問題が出ることがあります。
また、これまで問題なかった薬がある日突然合わなくなると言うことも起こることがあります。
これらは実際に飲んでみないと分からないことです。
さらに、薬の飲み合わせによって起こる化学反応は変わりますし、これについては未知数と言っていいでしょう。
病院で薬を処方される時、1種類だけと言うことはあまりないのではないでしょうか。
例えば、風邪で病院に行った時、解熱鎮痛剤、それによる胃痛を抑える胃薬、咳があれば咳止めなど処方されたりします。
何か慢性症状があれば、ここに常用している薬が加わることになります。
慢性症状が多い高齢者になれば、常用している薬だけでも10種類以上飲んでいると言う人もザラにいます。
薬でお腹がいっぱいになってしまいやせてしまったと言う人も中にいたりします。
これって何かおかしいのではないでしょうか。
薬は実に様々な種類があります。
解熱剤や降圧剤と言っても様々あります。
色々な製薬会社の物がありますし、成分が少しずつ違ったりします。
なので処方される薬の数、組み合わせはどんどん増えていきます。
薬の種類だけでも膨大な数があります。
その組み合わせの可能性を考えるとまさに天文学的数字になってしまうと言えます。
これでは、全てを把握することは不可能と言っていいのではないでしょうか。
これが、医師にも薬剤師にも薬が起こす化学反応は誰にも分からないと言うことなのです。
実際に原因不明の症状で運ばれた患者さんに対して、いつも飲んでいる薬を全て中断して様子を見てみることがあります。
これは、薬による体内での化学反応を止めてみると言うことです。
その結果、原因不明の症状が治ったと言う現実が実際にあります。
人の身体は、一人一人異なり千差万別です。
そして、薬の種類が膨大であり、薬の組み合わせの可能性が未知数で誰にも分かりません。
つまり、薬を飲むことはほとんど賭けと言ってもいいのではないでしょうか。
薬は時には、毒にもなると言うことを忘れないようにしましょう。
また、人間の身体は非常に巧妙に作られています。
臨機応変に色々な体内物質を分泌、あるいは分泌を止めることで生命を保っています。
私たちの身体は、全自動でその都度ベストの調和をとっているのです。
もちろん先天的な機能障害などによって万全ではないこともありますが、本来の私たちの身体は非常に巧妙に上手く作られています。
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