2022-09-17 (Sat)
08:54
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自分の長所を無視しないようにしよう
あなたがもつストレングスに気が付いたら良い部分をさらに伸ばしていくようにしましょう。
自分に「良い部分なんて一つもない」と言う人も多いかもしれませんが、ストレングスが一つもない人はいません。
自分の良い部分を見ようとしていないことが原因になります。
低下していた自尊心を取り戻して新しい認知をより確かなものにする為に自分の長所を素直な気持ちで認めてあげてください。
見つけることができない時は、最近のできごとで上手くいったことを思い出してみましょう。
その時の思考、行動を背景にあなたのストレングスがあるはずです。
ストレングスがもたらした変化に注目をしてみよう
ストレングスを高めるには、行動分析シートが役に立ちます。
これは望ましい結果が得られたできごとを振り返る方法になります。
どんな思考と行動が良い結果に結びついたのかを考えて、それにまつわるストレングスを特定してみてみましょう。
そして、ストレングスを今後の行動にどう生かすかを考え、記入をしていきます。
上手くいった時の思考と行動は、様々な場面で応用ができるはずです。
これから困難を乗り越えること、ポジティブな感情や経験を増やすことに繋がります。
上手くできたことを次に繋げてみよう
ここ最近で上手くいったこと、肯定的な感情を得ることができた場面を振り返ってみましょう。
ストレングスを今後の行動にどう生かせるかが見えてきます。
また、辛い思いをした時、どのような思考と行動で乗り切れたかを記入して、今後のよりよい対処に繋げていきましょう。
例)
ストレングスな行動分析
できごと
先週、中途採用で入社した人がクライアント用の提出資料を作っているのを見かけた。
私たちが普段作っているものとは違い、綿密だがとても見づらい印象を受けた。
ストレングス行動
「お疲れ様です」と声をかけ普段作っている提出資料みてもらい、これまで教わってきたことも簡潔に伝えた。
余計なことかもしれませんが、もし槍なしになってしまうと大変なので、、、と言った。
よりよい変化
新人に感謝され「困っていたけど聞きにくかったのでありがとうございます。と言われた。
今までだと口出して状況が悪化させないように黙っていたが、思い切って自分から動けたのは大きな変化だと思う。
次にできそうなことは?
自分が役に立てるかもしれない場面がまたあったら、自分から人に声をかけて動いてみよう。
見え見ぬふりをして、後から胸を痛めるよりもずっと気分良く過ごすことができると分かった。
最近の脳科学では、他人の苦しみに共感する「慈悲」の心で、見返りや感謝を求めない親切な行動を取ると幸福感に関わる脳内ネットワークが活性化することが分かっています。
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