2022-08-14 (Sun)
11:22
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過剰保障モードで自分を守っている
どうしても私は悪くないのにと言う思考から離れられない人もいるかと思います。
どうしてもうまくいかない時は、強固なスキーマモードに注目していきましょう。
怒りの問題を抱える人は、過剰保障モードと言うコーピングモード(対処法モード)に陥りがちになります。
過剰保障モードは、2つに分けられます。
1つは、自分が優位であることを誇示する自尊自大モードです。
もう1つは、人を攻撃することで欲求を通して自分のプライドを守るいじめと攻撃モードです。
自分を守ろうとするモードが働いているのです。
壁をなくせば親密になれる
過剰保障モードは、スキーマの正しさを証明しようとする態度になります。
例えば、仕事は完璧にこなすべきだと言うスキーマを持つ場合。
不真面目な同量を責めて失敗について謝罪させることで自説の正しさを証明しようとします。
過剰保障モードも回避モードと同様で幼少期の体験で見に付いたものになります。
常に高い成果を求められて条件付きの愛情を示す親に育てられたりすると、このモードが強くなります。
自分の性格のせいだとは思わないようにしましょう。
大切なのは、これからのあなたのスキーマモードを変えて人と親密な関係を築くことです。
過剰保障モードが習慣化していませんか?
心の中のスキーマが脅かされそうになった時に下記のモードになっていないか考えてみましょう。
自尊自大モード
例)
どいつもこいつも仕事のできないやつばかりだ
俺が30歳の時は全国トップの売上だったんだぞ
常に他社からの賞賛を求めて論争によって相手を言い負かせたり高圧的な態度を取ることで自分の価値を誇示しようとする。
社会的地位に拘ることが多い。
いじめと攻撃モード
あなたなんかと結婚したのが間違いだった
子供が大きくなったら出ていくから
男のくせして何でこんなにだらしないの
幼稚園からやり直した方がいいんじゃない?
自分の欲求が満たされないことに耐えられず相手を攻撃し従わせる。
表に出ているのは怒りの感情ですが、内側には愛されたい、大切にしてほしいと言う傷ついた感情があります。
怒りが湧いてきそうな時、「自分を守ろうとしてモードが働いている」と気付くだけでも冷静さを取り戻して暴言を止めることに繋がります。
懲罰的ペアレントモードや要求的ペアレントモードも怒りに関係しています。
自分を罰したり高すぎる要求をする親が、心に存在しているような状態です。
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