2022-08-13 (Sat)
08:53
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怒りと親密さは真逆
怒りをあらわにすれば、その瞬間はスッキリするかと思います。
なぜなら自分の正しさを証明し、相手を屈服させられるからです。
自分のプライドを傷つけることもありません。
これが怒りのメリットになります。
では、デメリットは一体何でしょうか。
怒りで相手を黙らせても相手は心から反省をしたりはしません。
自尊心を傷つけた結果、相手もあなたに怒りを感じるようになるかもしれません。
怒りの悪影響を検証してみましょう。
自分を拒否されると誰でも辛くなります。
怒りで人を攻撃する人とは、心理的にも物理的にも距離を置こうとします。
その為に怒りを頻繁に出しているとお互い心を許せる相手がいなくなることになります。
これが怒りのデメリットと言えるでしょう。
良好な人間関係は、人生の価値に直結します。
怒りのデメリットの方が多いと分かれば、怒りの問題を解決することにどれほどの価値があるか気付けるはずです。
「相手が悪いのになぜ私が変わらないといけないのか」と言う考えも徐々になくなっていきます。
怒ることは自分にとって役になっているのか?
私が正しいと思っている人も、まずは怒りのメリットとデメリットを全て書き出してみましょう。
書き出すことでデメリットの方が多いことに気付けるかと思います。
例)
●メリット
・スッキリする
・相手が間違っていることを思い知らせることができる
・人から見下されずに済む
●デメリット
・その瞬間はスッキリしても、直ぐに感情的な振る舞いをしたことを後悔する
・一度私に怒られた人は、気安く声をかけてこなくなる
・親しい人の場合は、相手も怒り出して収拾がつかなくなってしまうことがある
・怒っても相手は心の底から反省をしていない
・自分が正しいと信じて怒ったのに後で間違っていたことが分かると、気まずくなってしまう
・親密な関係を長く続けられず、孤独に悩むことになる
・子供の心に悪影響を及ぼすかもしれない
↓↓↓
結論
怒りは私の人間関係を悪化させている
利益になっていないのは明らかだ
怒りと恥、罪悪感はセットの感情になります。
怒りを爆発させてもあとになってそれを恥ずかしく思い、罪悪感にさいなまれてしまいます。
恥が怒りの原因となることもよくあります。
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