2022-07-16 (Sat)
16:40
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ストレスで不調になる人とならない人
人は厳しい環境や状況に置かれるとストレスを感じ私たちの脳に負担をかけます。
そして、場合によっては心に不調をきたしてしまいます。
ですが、誰しも不調になるわけではなく不調にならない人もいます。
では、この不調になる人とならない人を分ける違いは一体何なのでしょうか。
その要素の一つとしてレジリエンスが挙げられます。
メンタルヘルスケアのアプローチとして、心の不調や病を予防する為には脆弱性要因を減らしレジリエンス要因を増やすことがポイントです。
では、レジリエンスとは何なのでしょうか。
日本語にすると変形したものが元の形に戻る復元力・弾力になります。
他にも困難や脅威などの厳しい状況にも適応するプロセスや能力、結果を指します。
貧困な環境など厳しい逆境で育ちながら健全な大人に成長した子供はレジリエントと呼ぶこともあります。
レジリエンスには、下記の3つ挙げることができます。
・回復
強風が吹いてもしなやかな竹のように元と同じ状態に戻ることです。
・抵抗
どんな風にも微動だにしない状態です。
負けるなと言う声かけに表されるようなスポーツの場面でもイメージしやすい側面かと思います。
・再構成
メンタルヘルスの領域ではこの側面を指すことが多いです。
特に思春期にはとても重要な部分となります。
木を例にすると切られた木がその横から芽を出すように別の形になってより美しくなる、それが再構成です。
これを専門用語で言うと心的外傷後成長と言います。
厳しい出来事があると、まず気持ちが大きく落ち込みます。
やがて回復過程に向かい、ここで元に戻る(回復)、場合によっては新しい自分を見つける(再構成)フェーズがあります。
どちらの場合もやがて回復が完了して、それが成長に繋がることになります。
ですが、この一連の過程で大切なのが周囲の環境になります。
周囲の人の対応によってレジリエンスを高めてくれるようになりますし、その逆になってしまうこともあります。
回復の過程は一人ではなく、周囲のサポートなど環境要因が影響します。
レジリエンスを高める要因は、個人間、所属組織、地域・社会です。
これらの力で人は困難も乗り越えることができます。
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