2022-07-10 (Sun)
09:18
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なぜ自分が変わらないといけないの?
人間関係がうまくいっていない時に彼(彼女)は、なぜああなんだろう?と言う考えが浮かぶことはありませか?
相手が私を傷つける、相手が失礼だから腹が立つと言うように相手に原因を求めてしまうものです。
しかし、相手を変えようとしてもそう簡単にはいきません。
相手の言動は、全てあなたとの関係の中でできたものだからです。
あなたの考え、言動が変わらない限り相手は変わらないのです。
なぜ私が変わらないといけないのかと思うかもしれませんが、他人は変えられません。
関係を変えたいと思っているのであれば、あなた自身が動いて変わるしかないのです。
相手を変えようとすると、ますます関係が悪化してしまいます。
他者非難にも自己非難にも未来はない
では、立場を変えて考えてみましょう。
「あなたが態度を改めたら、うまくいくのに」と言われたらあなたはどう感じるでしょうか。
深く傷ついて怒りと悔しさが沸き上がってきませんか。
自分に多少の非があっても認める気にはなれないのではないでしょうか。
同時に意地でも態度を変えないと思うのではないでしょうか。
他者を非難しても関係を確実に悪化させてしまうことでしょう。
だからと言って自分を責める必要もありません。
自己非難を続けていると、辛い気分が悪化してしまい抑うつ状態になってしまうからです。
お互いに避難せずに考え方、関わり方を見直すことが最も現実的な対処法になります。
夫婦やパートナーどうしのセラピーでも「なぜ私が変わらないといけないの」と口にする人はとても多いです。
これは。お互いに問題は相手にあると言う認知を持っているからなのです。
この認知を変えない限り上手くはいきません。
人間関係の悩みは3つの選択肢がある
人間関係で悩むとき、解決の為には選択肢が3つあります。
ただし、よりよい関係に変えたいのであれば、自分が変わるしかありません。
関係を解消する
執着せずに、次の関係に行きます。
どんな人間関係でも義務ではありません。
諦めて手放すことも一つの選択肢になります。
ただし次の人間関係でも同じパターンになり繰り返してしまうことも多いです。
現状をキープする
楽だけどストレスは続きます。
悩んでいると言いながらも現状維持を続ける人は非常に多いです。
自分ではなく、相手が変わってくれることをただ待っている状態tも言えます。
自分が変わる
認知と行動を見直します。
最も現実的で、効果の高い選択肢です。
相手のせい、相手が変わるべきと言う認知を変えるとそれだけでも上手くいくこともあります。
相手が暴力をふるう場合には、関係を変えるよりも離れることが先決です。
自分の意志だけでは困難になることが多いので、専門家に援助を求めてください。
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