2022-07-03 (Sun)
10:12
✎
9つのモードとの関わり方を知ろう
心を辛くするスキーマモードと対話をして、ヘルシーアダルトモードのへと成長を促すことで非適応的なスキーマが浮かびにくくなります。
チャイルドモード
幸せなチャイルドモード
もっと楽しんでいいよと勇気づける
心の中の小さな子供が喜びや楽しみ、安心感を得ている状態です。
このモードが前面に出ている時は、その感情を肯定し安心させるだけでもいいです。
脆弱なチャイルドモード
欲求を認めて安心させる
自尊心が低く、見捨てられることへの不安を抱えています。
このモードが強い時は、あたたかな大人として、ありのままの感情、欲求を受け入れてあげます。
激怒するチャイルドモード
強い怒りは悪ではないと伝える
幼少期に怒りを表出し懲罰を受けた場合などに強まりやすいです。
まずは、強い怒りを正常な感情として認めて懲罰的ペアレントモードの活性化を抑えるのが先決です。
怒れるチャイルドモード
怒りを肯定して抑圧させない
怒りを感じるのは、悪いことではないと言う前提で怒りを受け入れます。
次に怒りの理由を明確にして、現実場面で怒りを適切に表す方法を考えます。
非自律的チャイルドモード
自律的行動を一緒に考える
社会生活における面倒や不愉快なこと責任を伴うことを回避しようとします。
自律的行動を少しずつでも増やすように促して具体的な方法を考えて実行に移していきます。
衝動的チャイルドモード
現実的なデメリットを話し合う
衝動的に快楽を追い求めるモードが飲酒や性行動、浪費などへの依存を招くこともあります。
快楽だけでは心が満たされないこと、自制も必要であることを伝えます。
どのチャイルドモードも間違ったものではありません。
その存在を認めて受容することが大切です。
その上で適切な方向に導いてあげましょう。
ペアレントモード
要求的ペアレントモード
完璧でなくていいと分かってもらう
チャイルドモードに高い要求をしてプレッシャーをかけます。
完璧主義の原因となり自尊心を低下させてしまいます。
現実的な要求ではないことを伝えて出番を減らしてもらいます。
懲罰的ペアレントモード
罰によって意欲が損なわれることを話す
チャイルドモードの欲求や感情を強く制限し、責めたり罰したりして自由な感情、思考、行動を奪うモードです。
苦しみの原因となっていることをはっきり伝え活性化させないようにします。
↓↓↓
ヘルシーアダルトモード
辛い思考に振り回されない自分を育てる
非適応的なスキーマに囚われずに物事をありのまま受け入れられる健全なモードです。
うまくできていることを褒めて、他のモードよりこのモードが大きく成長するように支えます。
ペアレントモードの基になっているのは多くの場合親ですが、実際の親を責めても問題解決はしません。
心のなかで考えましょう。
適応的スキーマで気分良く暮らしていけるようになりましょう。
- 関連記事
-
- スキーマモードとの関わり方
- 物事を見る心のメガネ替えて認知を変えよう
- りんごエクササイズ、味わうことだけに意識を向けよう
- 辛さの原因と向き合うには、特に辛かった場面を振り返る
- 自己主張的な表現を身に付けよう。自分の都合と思いを伝える
- 心を辛くするモードと対話をし、イメージを修正しよう
- いつもの思考を極端にしてみるとバカバカしいと気付く
- 新たな対処法を考えて、過剰保障モードを減らそう
- 適応的思考を見つけよう、他の適応的思考を見てみよう
- ストレングスに基づいて行動をしていこう
- 他人は変えられない、でも自分は変えられる
- 本を使ったセルフワークは1日10分で心が軽くなる
- 怒りが湧いた時のスキーマモードに気づこう
- 世の中のルールを基準にしない、スキーマの核になっている価値基準に気付こう
- 偏った思考と距離を置こう!いつもの思考が浮かんだら、、
スポンサーリンク
↻2022-07-03