2022-06-29 (Wed)
09:52
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子供の自分にやさしく寄り添う
子供は社会のルールを知らないで生まれてきます。
親から見て困った言動であっても、それは子供らしい当然の欲求や感情の表われです。
欲求や感情を認められることで自分は受け入れられていると言う安心感を持ちます。
あなたの心の中で、どのスキーマモードが強くなっているのかを理解したら今度はそのモードをケアしていきます。
安心感を得られないままでいたり、傷ついて怒ったままでいる、心の中の子供に安心感を与えましょう。
これは、モードの由来になったつらい記憶イメージを書き換える、イメージエクササイズになります。
心の中でイメージの修正をしていきましょう。
厳し過ぎる自分に打ち勝とう
イメージエクササイズでは、幼少期の辛い感情を頭の中でもう一度体験をします。
おもらしした時に母に叱責されたなど、内容はどんなものでもいいです。
その時の恥、悲しみなどの感情をもう一度感じられれば十分です。
この時、やさしく抱き上げて、大丈夫と言ってほしかったなど、子供の自分にどんなケアが必要だったかを考えてみましょう。
そして、ヘルシーアダルトモードのあなたが、その役割を担って辛い体験を書き換えていきます。
このようなイメージの修正によって安心感やポジティブな感情を持つことができるようになります。
ヘルシーアダルトモードの自分としてイメージとして入り込めない時は、信頼できて味方になってくれる大人を思い浮かべてみましょう。
これは架空の人物でも構いません。
小さな自分の欲求を認めてあげよう
イスに座って目を閉じてリラックスした状態でイメージの書き換えを行ってみましょう。
各モードの具体的な特徴と対話のポイントは下記のようになります。
チャイルドモードとの対話
子供時代の自分に対してイメージの中で語りかけて、欲求、感情を満たしてあげます。
手を握るなどの関わりも有効です。
ペアレントモードとの対話
チャイルドモードの自分を罰したり過度な欲求をするペアレントモードに、もう守ろうとしてくれなくて大丈夫と説明をして理解を促します。
ヘルシーアダルトモードとの対話
今後の核となるモードです。
欲求を自分で満たして、できごとや感情を落ち着いて受け入れられるようになってきたことをほめて励ます。
幼少期の体験を思い出すだけで感情が揺さぶられてコントロールできなくなる場合には、スキーマ療法に精通したカウンセラーのもとで行うと良いでしょう、
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