2022-06-16 (Thu)
12:09
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農薬たっぷりな見た目がキレイな野菜
日本の農産物からEUなら廃棄処分になるほどの高濃度の農薬が検出されます。
では、なぜ日本の農薬はこのような状態になってしまったのでしょうか。
OECD主要加盟国の2017年の農薬使用量をFAO(国連食糧農業機関)のデータベースによると1ヘクタール当たりの農薬使用量は下記のようになります。
中国はOECDに加盟していないので同じ年度の数値になります。
(単位kg/ha)
中国13.07
韓国12.37
日本11.76
オランダ7.9
ドイツ4.03
フランス3.6
アメリカ2.54
EUでもオランダの数値が高いのは、ハウスを使った野菜や花卉の集約園芸が盛んだからで日本と並ぶほどの高さです。
ですが、天敵(生物農薬)を活用するようになって減ったと言うことのようです。
それ以上に高いのが中国、韓国、日本です。
順位は度々入れ替わっても今では農薬大量使用国として定着をしています。
日本は農薬をたくさん使っている国なのです。
これだけ農薬を使っているのに本当に国産は安全と果たして言えるのでしょうか。
農薬を多く使用するのは、日本が病害虫の発生しやすい気候だからでしょう。
ですが、それ以上に農薬を大量に使用する政策がとられてきたことが大きな要因になっているのではないでしょうか。
ある県のガイドラインでは、慣行栽培での農薬の撒布回数を次のように決めています。
きゅうり 56回
トマト 54回
ナス 59回
イチゴ 63回
梨 34回
リンゴ 25回
お茶は約200種の農薬が認可されていますが、イチゴは300種が認可されています。
農家は、ネオニコがどう言うものか知らずに使っていることでしょう。
「これを使えば虫が来なくなる」と言われて、言われるがままに使用しているのではないでしょうか。
農薬の撒布回数が多いのは、例えばトマト農家ならトマト病害虫防除暦などと言ったように農作物ごとにいつどんな農薬をどう使うか等を書いたマニュアルが渡されるからです。
そして、それに沿って農薬を撒いているのです。
そのマニュアルによると7月にはコナジラミやヨトウムシと言った害虫が出るので、それを防除する為にこんな農薬を撒きなさいと丁寧に書かれているようです。
もちろん農家でも危険な農薬を使わないようにしている人もいるでしょうが、それも限界があるのではないでしょうか。
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キレイな野菜は農薬まみれ、日本の残留農薬基準値は高い!?安全基準は密室で決定 - 健康情報館
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