2022-05-02 (Mon)
08:57
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タンパク質の補給に役立つプロテイン
栄養補給の基本はバランスの良い食事です。
ですが、忙しい人にとっては毎日バランスの取れた食事を考えて、それを継続させるのはなかなか難しいことかもしれません。
また、タンパク質を食事だけで補おうとすると肉や魚、卵、大豆、乳製品などを多く食べないといけません。
高タンパク質な食事は、高脂肪食になりやすいので、必要のない脂質を多く摂り過ぎてしまうこともあります。
このような時に役立つのがプロテインです。
近年では、加工・製造技術が向上したことで安価になり、飲みやすさも昔よりも格段に良くなり、味の種類も増えて市場が拡大をしています。
代表的なプロテインと言えば、牛乳に含まれる乳タンパク質を加工した「ホエイ」「カゼイン」、大豆を加工した「ソイ」があります。
ホエイは、牛乳から脂肪分や固形成分を取り除いたもので、チーズを作る際に捨てられる乳清やヨーグルトの上澄み液としても知られています。
他のプロテインに比べて必須アミノ酸が豊富に含まれています。
水溶性タンパク質なので摂取すると素早く小腸で吸収されます。
筋力トレーニング後、素早く栄養補給できることからファストタンパク質とも呼ばれます。
ホエイプロテインは、加工法の違いによって「コンセントレーション」「アイソレーション」「加水分解」があります。
コンセントレーションは乳清をフィルターでろ過して残った液体を濃縮したものです。
ビタミンやミネラルなど他の栄養素を含む分、タンパク質含有率は75~85%となっています。
また、乳糖が残っているので乳糖不耐症の人はお腹がゴロゴロしてしまう可能性もあります。
比較的加工が容易であるので価格が安く最も人気があるプロテインになります。
アイソレーションは、コンセントレーションをさらにろ過して他の栄養素を取り除いてタンパク質の純度を高めたものです。
タンパク質含有率は90%以上になりますが、製造に手間がかかるのでコンセントレーションよりも価格は高くなります。
加水分解は、酵素を使ってタンパク質をペプチドまで細かく分解したものです。
ペプチドは、アミノ酸に近い状態ですので吸収速度が速いのが特徴です。
製造に手間がかかるので価格も高めです。
カゼインは、ホエイと同じく牛乳に含まれる固形タンパク質から作られます。
水に溶けにくく消化・吸収に時間がかかるので、体内のアミノ酸濃度を長時間支えてくれます。
カゼインは、スロータンパク質と呼ばれています。
ソイは、大豆に含まれる植物性タンパク質から作られるプロテインで、消化・吸収速度はホエイとカゼインの中間ぐらいです。
他のプロテインにはない抗酸化・抗炎症作用が特徴です。
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