2022-04-19 (Tue)
10:22
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偏ったイメージが頭に浮かぶこともある
人の思考法は一つではありません。
「言語型」「ビジュアル型」に分けることができます。
多くの人は、言語で物事を考えていますが、言語よりもイメージで考える人も中にはいます。
イメージで考える人は、ビジュアル先行で対象を理解して感覚で動くタイプの人です。
このような人は、偏った思考に悩まされにくいですが、負のイメージに囚われることがあります。
みんなが自分のことを悪く言っている場面が浮かび、心が辛くなるのはその典型になります。
失敗するイメージがビジュアルとしてリアルに頭に浮かび、緊張や不安が強まってしまうことがあります。
このような場合、頭に浮かぶイメージを置き換えてみましょう。
頭の中で新たな絵を描こう
負のイメージが頭に浮かぶ時は、イメージの修正をすると良いです。
適当な紙に二つのコマを書き、今浮かんでいるイメージを上段に描きます。
セリフが浮かぶ時は、具体的に書き入れていきます。
見ただけで心がざわつく絵になれば成功です。
この絵のうち、客観的な根拠のない点を見つけてみましょう。
そして、下の欄に新たな絵を描きます。
この時、セリフも含めて現実的に妥当と考えられる場面に描き直すことが大切です。
これによって頭に浮かぶイメージが切り替えることができて心が徐々に軽くなっていきます。
絵が苦手だから・・・なんて恥ずかしがる必要はありません。
誰かに見せるわけでもありませんし、ヘタな絵を楽しんで描く作業が心の殻を破るきっかけになることもあります。
論理的にものを考える人にもこのような絵を描くレッスンは有効です。
言語による思考が、頭の中をぐるぐる駆け巡る時はイメージによる思考の修正を試してみましょう。
心を辛くするイメージを絵で修正することで心が楽になってくるはずです。
話題の中心はあなたではない
話題の中心はあなたではありません。
例えば、みんなが私のことを悪く言っている場面を考えてみましょう。
実際、自分のいない場所で他人が何をいっているかなど分かりません。
話題の中心が常にあなたと言うのも非現実的なのです。
このような客観的事実をもとに新たな絵を描いてみると良いでしょう。
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