2022-04-14 (Thu)
10:08
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非科学的なウォームアップを長年していた
運動前のウォームアップとしてストレッチを取り入れている人は多いと思います。
ですが、トレーニング前のストレッチは、トレーニングの総負荷量を減少させて筋力トレーニングの効果を低下させてしまうことが分かっています。
では、トレーニング効果を最大限にするには、どのようなウォームアップをすれば良いのでしょうか。
実は、科学的に正しいウォームアップの方法論が検証され始めたのは近年のことです。
それまでウォームアップは、トレーナーの経験論に基づいて試行錯誤的に発展してきました。
実際、ウォームアップについての主要な研究報告は、2003年を最後に10年以上の空白が続いていました。
その為、トレーニング効果を高める為のウォームアップの方法論の確率が遅れていたのです。
2010年にようやくトレーニングの為の具体的なウォームアップについての研究結果が報告されるようになりました。
2015年にはウォームアップの生理学的な機序からパフォーマンスへの効果までをまとめたレビューが報告されました。
オーストラリア・キャンベラ大学のマクゴワンらは、ウォームアップの一連の流れにおいて
ストレッチにより怪我を予防し、有酸素運動によって筋肉の温度を高め、その後に特異的なウォームアップによって神経活動を活性化させるとパフォーマンスを高められると述べています。
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