2022-04-05 (Tue)
10:08
✎
強調すると現実味のなさがよく分かる
物事の見方を極端に偏らせる、逆説的なトレーニングもおススメです。
「みんなが怒っている」と思うなら、職場の全員があなたを敵視して、棒で殴りかかる姿を想像してみましょう。
恥をかくことが不安なら道行く人全員があなたを笑うと言う最悪の事態を思い浮かべてみます。
このように極端に考えてみると、あまりのくだらなさにバカバカしくなってくるはずです。
バカバカしいと感じたらしめたものです。
自分の思考を笑う力があれば、もうくだらない思考に飲み込まれなくなります。
また、頭の中で意地悪なことを言う、もう一人の自分と対話し、撃退する方法も有効です。
頭の中で意地悪な自分と対話をする
あなたを追い詰めるもう一人の自分と冷静に対話をしてみましょう。
「あなたは本当にバカだね。いつも失敗してばかりじゃん。」
「たしかに私にはバカなところがあるかもしれない。失敗もときどきするし。
でもいつも失敗しているわけじゃないよ。」
「そんなのただの言い訳じゃん。私には、救いがたいほどの無能な人間にしか見えない。
よく平気で毎日会社にいけるよ。自分がいるだけで迷惑だって気付かない?」
「救いがたい無能な人間ってどんな人?私はそんな人は見たことないしミスが多い人を見てもそうは思わないよ。
いるだけで迷惑だなんて、業績だけを基準に人を人をモノのように扱うような偏った見方じゃないの?」
「じゃあ、あなたは人に迷惑をかけてないとでも思っているの?」
「迷惑はかけているよ。でも誰だってミスはすることあるし。迷惑かけたり、かけられたりしながら全体として良い仕事ができればいいんじゃないの」
「じゃあそうやって開き直って、このままミスし続けるんだね」
「そんなことないよ。反省しているから、次からは同じ失敗をしないように注意する。
だけど、いつも失敗ばかりと自分を責め続けても委縮して何もできなくなるだけだし、そういう態度はもうやめにしたよ」
「あっそう。じゃあ好きにしたら」
相手を言い負かそうとすると人は感情的になってしまいます。
頭の中の意地悪な自分に対しても、正しい指摘は認めつつ間違いには冷静に反論すると言う態度が大切です。
ユーモアを駆使して楽しんでやってみる良いでしょう。
- 関連記事
-
- 1日1個新しいスキーマを書いて証拠を残すポジティブ・データ・ログ
- 推論の誤りに気付こう、認知の歪みは10パターンある
- 人にはマイルールがある、過去の経験からルールができる
- 思考と共に行動を変えてみよう、頑張ればできそうな行動からチャレンジしてみよう
- 新たな対処法を考えて、過剰保障モードを減らそう
- セリフを書き出して次回に活かしていこう
- あなたの心のスキーマモードはどれ?健康な大人モードを育てよう
- 友人へのアドバイスとして考えると客観的に捉えることができる
- 行動を変えると自信に繋がる、行動と気分は影響し合っている
- 心を辛くするモードと対話をし、イメージを修正しよう
- 回避モードを別の対処に変えていこう
- 認知と行動の変化が人生を豊かにする
- 思い込みも認知行動療法で変わる、スキーマを修正しよう
- 他人は変えられない、でも自分は変えられる
- 頭に浮かぶイメージを置き換える、絵で修正しよう
スポンサーリンク
↻2022-04-05