2022-04-02 (Sat)
09:36
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筋肉量と筋力はイコールではない
筋力は筋肉の断面積に比例しますので筋肉量が多いと筋力も一般的には高くなります。
体格ががっちりした人を見るときっと力も強いだろうと感じるのもその為です。
しかし、現代のスポーツ科学では筋肉の大きさだけでは筋力について完全に説明しきれないのです。
これは私たちの身近なところでも確認することができると思います。
一般的に日本人は、海外の人と比べて身体は小さく筋肉量も少ないです。
ところがスポーツ競技においては素晴らしい成績を収める人も多くいます。
筋肉量と筋力は関係がありますが、筋力の強さに必ずしも直結しません。
筋肉の大きさと筋力の関係を調べた研究報告では、筋肥大による筋力増強への寄与は50~60%にとどまると示唆されています。
また、筋肉の総量を示す筋体積と筋力にはある程度の関係性が認められたものの完全な関係性までは認められませんでした。
つまり、筋肉の大きさだけでは筋力を説明することができないと言うことです。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
そこには筋力に深く関わるもう一つの重要な要素である神経活動があるからです。
神経活動によって筋力は、大きく変わるのです。
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