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2022-03-24 (Thu) 09:54

辛くなったら新たな考えを声に出して言おう

いつもの思考を変えよう
毎日の生活でいつもの思考が思い浮かんで辛くなりそうな時は、適応的思考を思い出すことが大事です。

「また失敗する」と思った時は「いつも失敗しているわけではない。たいていのことはできている」と頭のなかで繰り返してみましょう。

「嫌われてしまった」と不安になったら「全ての人に好かれるのは嬉しいけど、私も好きな人もいれば嫌いな人もいる。全ての人に好かれるのはあり得ない」」と言う考えを落ち着いて思い出してみましょう。

いつもの思考が浮かばなくなるまで、様々な場面で繰り返します。

これによって時間と共に適応的思考が自然に頭に浮かぶようになります。

心から信じられるまで繰り返し思い浮かべてみましょう。

声に出して3回つぶやいてみよう
少し時間を置いて適応的思考を思い浮かべるのも良いです。

帰宅後の落ち着ける時間にその時の状況と考えを冷静に振り返ります。

そして、適応的思考をもう一度頭の中で繰り返します。

この時、声に出して3回程度つぶやくとより効果的です。

声に出すなんてはずかしくてできないと思うかもしれませんが、声に出すことは、心の殻を破ることになります。

思い切ってやってみるようにしましょう。

その日の問題は、その日に片付けるのが理想的です。

布団に入ってから嫌な感情に支配されることが、少しずつ減ってくるようになるはずです。

また、嫌な気分が続いてしまうと、眠りにつきにくくなります。

この時、スマホでネットを見たりすると目が冴えてしまい、ますます眠れなくなってしまいます。

寝る前の習慣を見直すことも大切です。

辛い瞬間だけでなく寝る前にも思い出そう
辛くなりやすい場面で、適応的思考を思い浮かべると共に帰宅後は声に出して繰り返すと良いです。

新たな思考で心を整える
以前の辛いできごとと似た場面では、偏った思考が思い浮かんでしまいます。
このような時は、シートで考え出した適応的思考をすぐに思い浮かべると気持ちの動揺を防ぐことができます。

一人の時間に振り返る
家事や食事、入浴をすませ、落ち着ける時間にもう一度思い出してみましょう。
声に出してつぶやくと適応的思考との距離感がなくなり自分の思考になりやすくなります。



ストレス解消の為に甘い物やお酒に頼っていると「自分はやっぱりダメだ」と言う思考で辛くなることもあります。

物質でストレス解消するのは、案外むずかしいものなのです。

抵抗的思考を身に付けて解消できるようにしましょう。

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2022-03-24

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