2022-03-12 (Sat)
09:58
✎
筋肥大に成長ホルモンは重要視されていない
かつては、成長ホルモンが筋肥大に直接関わっていると考えられていましたが、近年ではあまり重要ではないと考えられています。
たまたま筋肉が太くなるよう刺激が加わった時、一種のパラレリズムとして成長ホルモンの分泌が上がるので、そこに因果関係がると言う考えが支配的になっていたのかと思います。
1980年代後半から2000年代前半くらいまでは常識として考えられていましたが、今では過去の知識であると言うことを覚えておきましょう。
もちろん全く関係がないわけではありませんが、どちらかというとマイナーな効果になります。
その一方で男性ホルモンであるテストステロンは、かなり重要な役割を果たしていることが分かってきています。
男性ホルモンの分泌を増やすには、トレーニングの容量を増やすしインターバルを短くすることが有効です。
ネズミなどの動物に男性ホルモンを長期的に作用させると、たいした運動をしなくても筋繊維が太くなることが判明しています。
このことからも男性ホルモンのテストステロンと類似するアナボリックステロイドがドーピング物質として効果的であると言うことも分かります。
成長ホルモンと違って男性ホルモンは、筋肥大にとても重要な役割をしています。
続きはこちら
↓↓↓
筋肉から分泌されるインスリン様成長因子(IGF-1)が筋肥大に重要!成長ホルモンはあまり関係ない
- 関連記事
-
- 1つのトレーニングで期待していいのは1つの効果だけ、目的・目標を具体的に設定しよ
- 筋力トレーニングと有酸素運動を同日にするとマイナス効果が?コンカレントトレーニングの干渉作用 - 健康情報館
- アミノ酸組成に注目!アシッドホエイプロテインはロイシン含有率が高い
- 栄養素は体内の化学反応の材料でバランスが大事、身体は化学反応の連続
- タバタトレーニングは4分間の短時間運動で長時間運動の効果を得ることもできる
- 筋力トレーニングに良いサプリメントとは?HMBは初心者のみ有効、グルタミンやアルギニンはエビデンスレベルが低い
- 筋肉の構造は役割によって違う、スピードの平行筋、力の羽状筋、マクロ視点
- 副腎ケアは米国抗加齢医学会の常識、副腎ケアのステップ4つ
- 筋肉が熱を作る!運動をしなくても熱を発生させるUCP、サルコリピン
- 妊娠に関する5つの神話について、お腹の膨らみ方、食品、帝王切開など
- カノーラ油は寿命を縮めるかもしれない、解明されていない微量成分が危険かも
- 筋肉の「筋力型」「スピード型」かは、関節のテコ作用やサルコメアの長さによっても決定
- 筋力トレーニングは睡眠の質やメンタルを改善させる効果が期待できる
- ネオニコ系農薬は無毒性量以下でも発達障害や不妊など大きな影響を及ぼすかもしれない
- 糖尿病はリノール酸によって発症リスク上昇、インスリン抵抗性が生じる
スポンサーリンク
↻2022-03-12