2022-03-07 (Mon)
10:51
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加圧トレーニングやスロートレーニングは筋肉の内部環境が急激に悪化
2000年代前半までのトレーニング界には、メカニカルストレス信仰、つまり負荷強度こそが筋肥大の絶対条件と言う価値観がありました。
これまで80%1RM前後のスタンダードな負荷を使わないと筋肉は太くならないと半ば盲信されてきました。
もちろん負荷強度はとても重要な要素ですが、これは絶対条件ではありません。
近年の研究ではその考え方も大きく変わってきています。
今でも重い物を持ち上げないと筋肉は大きくならないと思っている人も多いかもしれませんが、必ずしも負荷強度にこだわる必要はないのです。
どんな負荷を使っても、自重トレーニングであっても工夫次第でしっかりと筋肉を肥大させることができます。
負荷強度が絶対条件ではないと言うことが分かったきっかけは、加圧トレーニングやスロートレーニングの研究でした。
なぜ軽い負荷でも筋肥大が起こるのか、その疑問を解き明かしていく過程でこれまでの常識とは全く違うメカニズムが明らかになったのです。
加圧トレーニングとスロートレーニングは、筋肉の内部環境を急激に悪化させると言う共通の現象があります。
筋肉内部の環境が悪化するとは、筋肉の中の酸素環境が悪くなると言うことです。
筋肉が運動をすることで血中のヘモグロビンと結合している酸素が消費されていきます。
通常であれば、それを補う為に酸素を結合した新たなヘモグロビンが筋肉に届けられます。
ところが加圧トレーニングやスロートレーニングで血流が阻害されると新たなヘモグロビンが送られてこなくなります。
そうなると筋肉の中の酸素を結合したヘモグロビンの量が減っていきます。
その結果として利用可能な酸素濃度がどんどん低下していきます。
加圧トレーニングやスロートレーニングは、急激に筋肉内部の環境を悪化させます。
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