2022-03-03 (Thu)
09:41
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エキセントリックでは筋繊維が間引かれる
メカニカルストレスを高める方法として、エキセントリックトレーニングとフォーストレプスがあります。
エキセントリックとは、伸張性収縮で筋肉をブレーキとして使う力発揮のことです。
実際のトレーニングで言うとバーベルやダンベルを下ろす動作になります。
同じバーベルやダンベルを使った場合、負荷を持ちあがるコンセントリック(短縮性収縮)よりも下ろすエキセントリック(伸張性収縮)の方がメカニカルストレスは強くなります。
なぜ同じ重さを扱っているのに挙げる時と下ろす時でメカニカルストレスが変わるのでしょうか。
それはエキセントリックの時は、使われる筋繊維が間引かれているからです。
挙上する時と下ろす時に同じ筋繊維を使っていると負荷は下りてきません。
そこで例えば、挙上する時に100本の筋繊維を使っていたなら、下ろす時には50本の筋繊維しか使われていないと言う現象が起こります。
このような状態になると50本の筋繊維にとっては、持ち上げるよりも2倍の負荷がかかっていることになります。
最大筋力を超える負荷で無理やり引き伸ばされるような状態になり、頑張って力を出しても負荷を支えきれずにじわじわと落ちてくるのです。
エキセントリックの局面では、実際に活動をしている筋繊維へのメカニカルストレスが非常に大きいと言えます。
下り坂を走るような運動も1歩1歩の着地にかかるストレスは小さいのですが、長い時間走る間に筋肉全体に強いストレスがかかり、激しい遅発性筋痛が引き起こされることもあります。
上り坂よりも下り坂の方が筋肉痛も起こりやすいです。
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