2022-02-25 (Fri)
09:24
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不飽和脂肪酸に水素を添加すると硬い油が完成
糖尿病の原因となるのは、糖質ではなく油脂だと考えられます。
糖尿病の真犯人と言える油脂は、リノール酸と言う脂肪酸を含む物と脂肪酸以外の微量な成分の為にインスリン抵抗性を上げるカノーラ油です。
しかし、カノーラ油だけではなく脂肪酸でない他の要因によって糖尿病を招いてしまう油脂はいくつかあります。
その一つが、マーガリンやショートニングなどです。
大豆油やカノーラ油などの植物油脂を原材料にそこに水素を添加して工業的に硬くした油脂になります。
植物性・動物性に関わらず、どの油脂も主成分はそれぞれいくつもの種類の脂肪酸です。
その脂肪酸は炭素が連なった鎖のような形をしています。
鎖状に連なった炭素は、一つにつき二つずつの水素と結びついている物が多いです。
ですが、植物油脂に多く含まれる脂肪酸(不飽和脂肪酸)の炭素の中には、炭素が二重結合を作って一つずつの水素を結合している物があります。
その為に二重結合が多いと形質が不安定になって融点が低くなり、常温では液体になっているのです。
その一方で動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は、それぞれの炭素がしっかりと二つずつの水素と結合して形質が安定しています。
その為に常温でも融けだすこともなく、固体の状態になっています。
ところが、不安定な植物油脂も人工的に水素を加え炭素一つにつき水素二つが結合できるようにすれば、飽和脂肪酸になっ
て安定化して硬い油脂になります。
これによってマーガリンやショートニングの素材が完成します。
ですが、水素を部分的に添加することによって大問題が起こってしまいます。
脳卒中を起こしやすいラットに水素を添加した大豆油とカノーラ油、水素を添加してない通常の大豆油をエサつぃて与えて生存日数を調べた実験があります。
その結果、水素添加大豆油やカノーラ油を食べていたラットは、通常の大豆油のラットよりも半分以上も生存日数が短くなりました。
カノーラ油には寿命短縮作用がありますが、水素添加大豆油にも同じように寿命短縮作用があると言えそうです。
水素添加の過程で毒性物質が作られたと言うことでしょう。
では、一体なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
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人工的に硬くした植物油は危険!?パーム油を消費させる為にトランス脂肪酸を悪者にしたのかも
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