Top Page › I.B.D健康情報館~更新情報 › 両側性トレーニングで左右の筋力バランスが整う、両側性のバイラテラルと一側性のユニラテラル
2022-02-22 (Tue) 10:40

両側性トレーニングで左右の筋力バランスが整う、両側性のバイラテラルと一側性のユニラテラル

左側の筋力+右側の筋力=両側の筋力ではない

筋力トレーニングには、様々な種目があり色々な種類があります。

大きく分けると両手・両脚で同時に行うトレーニングと片手・片脚ずつ交互に行うトレーニングがあります。

両手・両脚で行うトレーニングをバイラテラルトレーニング、片手・片脚ずつ行うトレーニングをユニラテラルトレーニングと言います。

基本的な種目で言うとバーベルを使って行うトレーニングがバイラテラルです。

ダンベルの場合は、バイラテラルとユニラテラルの両方が可能になります。

トレーニングをする場合、これらの特徴をしっかりと理解して使い分けることが大切です。

まず知っておかないといけないのは、両側性の筋力発揮をする時は、片側ずつ筋力発揮をした時の足し算よりも合計が小さくなってしまうと言う生理学的な現象があります。

左側の筋力+右側の筋力=両側の筋力にはならないと言うことです。

これを専門的な言葉で言うと両側性欠損(バイラテラルディフィシット)と言います。

例えば、左右の手で握力を測定し、それぞれ30kgだったとします。

それなら両手で同時に握力を測定すると60kgと言う数値になるのではないかと思うはずです。

ですが、実際に左右同時で筋力を発揮するとそうはなりません。

実際には、左右の合計の90%程度の筋力になってしまいます。

つまり、左右それぞれが30kgを切る値になってしまうと言うことになります。

これは筋力だけでなく、パワーも同じことが言えます。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

両側性欠損の原因は、はっきりと分かっていませんが、おそらく脳の中の問題だと考えられています。

両側を使って動作を行うことは、それだけ脳の広い領域を使わないといけないので、脳にとってある種の負担になっているのではないかと思われます。

もう一つの推論は、片側を欠損させた方が何かと身体に都合が良いのではないかと言うものです。

完全に左右対称と言う状態は身体としてあり得ません。

多くの人が左右対称の方が良いのではないかと思いがちかもしれませんが、心臓は身体の中心よりも左側にありますし肝臓は右側に寄っています。

身体の作りそのものが、対象ではなく元々非対称です。

両側同時に動作を行う時も、どうしても筋力の弱い方に強い負担がかかってしまいますので、自動的に弱い方に揃えるような筋力発揮の仕組みが備わっているのかもしれません。

続きはこちら
↓↓↓

関連記事

スポンサーリンク

2022-02-22

Comments







非公開コメント