2022-02-19 (Sat)
10:29
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トレーニングの適応の次は馴化が起こる
身体のある機能を高めたいと思ったら、その機能に特化したトレーニングを行う必要があります。
そのトレーニングをし続けることで生体適応と言う現象が起こります。
これはトレーニングの刺激に対する身体の反応の一つです。
筋力が強くなったり筋肉が太くなったりすることでトレーニングの刺激に対応をしようとします。
トレーニング後は一時的に筋力低下が起こりますが、その後の適応によって筋力が増加し筋肉も肥大していきます。
この状態が続くと今度は、馴化と言う現象が起こります。
これは簡単に言うと「慣れる」と言うことになります。
トレーニングの刺激に慣れてしまうと、もう同じトレーニングをしても筋力増加や筋肥大はあまり望めなくなっていきます。
そしたら新たな刺激を与える必要が出てきます。
ですが、適応と馴化の区別は難しいです。
適応とは強い刺激に備える為に身体が強くなっていくことですが、それはやがて馴化して同じ刺激で身体は反応しなくなっていきます。
これは、同じ刺激を加えた時に「もう強くする必要はない」と身体が判断していると言えます。
これもある腫の適応と呼んでもいいのかもしれません。
同じトレーニング刺激を続けているだけだと、ある一定の水準以上の成長はしなくなってしまうと言うことです。
さらに上の段階に進みたいと思ったらまた違う刺激を与えていく必要があります。
そして、また馴化が起こったら、また新たな刺激を与える必要があります。
本格的に筋肉を鍛えていきたいと思ったら長期的な計画を立てることが重要となります。
そこでトレーニングを期分けして行うピリオダイゼーションです。
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トレーニングを期分けして刺激を変えるピリオダイゼーション、短期も長期も考えは同じ
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