2022-02-14 (Mon)
10:38
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1つのトレーニングでは1つの効果しかない
トレーニングの教科書には、昔から特異性の原則と言うものが書いてあります。
特異性の原則とは、あるトレーニングをした場合、そのトレーニングに対しての効果しか出ないと言うことです。
トレーニングの刺激には、特異性があると言う原則になります。
筋持久力を高めるトレーニングをすれば筋持久力は高まりますが、筋力やパワーは高まりません。
反対に筋力やパワーのトレーニングをすれば、筋持久力の向上は期待しない方が良いと言うことです。
トレーニング効果は、トレーニングの内容に強く依存をするのです。
ですが、こうした特異性の原則の打破を期待する声は、いつの時代にもあります。
筋力もパワーもついて、筋持久力もつく、そんな万能なトレーニングが存在するのではないのか。
しかし、こうした万能なトレーニングは、生理学的に見ても考えにくいことです。
例えば、スプリント能力と全身持久力と言うのは、両極端な能力になります。
オリンピックのスプリンターが、マラソンでトップの成績を出すことはできません。
逆に、マラソンランナーが100mを全力で走っても一般の人よりも速いかもしれませんが、トップレベルには遠く及びません。
全身の生理機能を全てトップレベルに持っていくことは非常に困難なのです。
スプリント能力と全身持久力は、トレードオフの関係と言っても良いでしょう。
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