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2022-02-12 (Sat) 11:14

糖尿病はリノール酸によって発症リスク上昇、インスリン抵抗性が生じる

リノール酸は身体が積極的に溜め込もうとする

私たちが摂取する植物油脂の大半がリノール酸を多く含んだものです。

紅花油、グレープシード油、ヒマワリ油、綿実油、コーン油、大豆油、ゴマ油、米油など、これらの油では、それぞれを構成する脂肪酸の中でもっとも多いのがリノール酸です。

2種類以上の植物油脂を調合して作られるサラダ油も同じです。

リノール酸は、柔らかさではオレイン酸とαリノレン酸の間で、αリノレン酸よりも熱・エネルギーとして消えにくいかもしれませんが、オレイン酸よりも蓄積される度合いが少ないのではないかと推測されています。

ところが、この脂肪酸は身体にとって必須脂肪酸であり、リノール酸がないと成長や生殖を営むことができなくなってしまいます。

なので身体はこの必須脂肪酸であるリノール酸を体内に蓄積しようとする機構が働き溜め込もうとするようです。

リノール酸が多い紅花油をラットに24日間与えた研究があります。

この研究では、糖質が摂取エネルギーの約7割のエサ脂質は約1割を与えた高糖質食ラットと脂質が約6割のエサ糖質は約2割を与えた高脂肪食ラットで、蓄積脂肪量や糖尿病指標がどう変化したのか調べています。

タンパク質は、どちらも約2割、脂質源として紅花油が使われました。

するとどちらも体重に差はなかったのですが、脂肪の量(内臓は除く)は高脂肪食ラットの方が多くなりました。

そして、空腹時のインスリン値と血糖値に差はでませんでした。

ですが、インスリンとブドウ糖の量を一定に保つ条件、クランプ時には、高糖質食ラットの方が糖の注入量が多かったのです。

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2022-02-12

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