2022-02-04 (Fri)
10:18
✎
研究の変還、mTORがリボソームをフル稼働させる
タンパク質の合成や分解に関して、このところ研究者の考え方がかなり変わってきています。
そもそも論として筋肉を増やすには、タンパク質を合成してタンパク質を多く作らないといけません。
筋力トレーニングをするとタンパク質を合成する為の設計図を遺伝子(DNA)から写し取り作成すると言う働きが活性化します。
この設計図を「mRNA」(メッセンジャーRNA)と言い、この仕組みを転写と言います。
少し前までは、この転写が非常に注目をされていました。
ですが、転写の活性化は筋力トレーニング以外の様々な刺激でも起こります。
また、その詳しいメカニズムは複雑で解明が非常に困難であることから、mRNAからタンパク質が作られる過程に注目が集まるようになりました。
タンパク質を作るのは、細胞内のリボソームと言う細胞小器官です。
つまり、リボソームはタンパク質を作る工場になります。
工場であるリボソームにいくら設計図を送ったとしてもリボソームがサボっていたらタンパク質を作ることができません。
そこで、タンパク質を合成するリボソームをフル稼働させる刺激が大切ではないのか、と言うことになりました。
それが「mTOR」(エムトール)と呼ばれるタンパク質キナーゼの一種です。
続きはこちら
↓↓↓
- 関連記事
-
- インスリン抵抗性は脂肪細胞の貯蔵が限界になると生じる、脂肪の貯蔵力で血糖値は決まる!?
- 女性に期待できる8つの筋力トレーニング効果!
- 根菜類はネオニコが検出されにくい、有機野菜を5日間食べるだけでも体内の農薬を減らせる
- 農薬残留基準値は勝手に変更される、そもそもデータは信用できるのか
- 乳幼児期の心地よい感覚が脳を育て社会性を育む、オンラインでは内受容感覚は得られない
- 筋力増強目的の高強度トレーニングでは8分のセット間の休息時間が有効かも!?
- 健康診断を受けるメリットはない!?自覚症状がなければ受けなくて良い
- 降圧薬は本当に必要なのか、薬について考えてみよう|血圧、コレステロール、血糖値
- お酒は少量でも身体に悪い、健康を考えるなら飲まないのがベスト!砂糖の依存性、カロリーゼロにも注意
- 糖尿病の原因は脂質と言う事実を国と企業が隠している?国が発表する統計では重要な真実が読み取れない
- トレーニングは夕方が最適かも!?就寝前のプロテインは就寝時のタンパク質合成率を高める
- メカニカルストレスを高めるフォーストレプス、エキセントリックは強い刺激になる
- トレーニング後、プロテイン+糖質による筋肥大効果は十分なタンパク質摂取で代替できる
- 糖尿病学会のガイドラインは脂質の中身を無視、糖質制限食だけでは不十分
- 栄養素は体内の化学反応の材料でバランスが大事、身体は化学反応の連続
スポンサーリンク
↻2022-02-04