2022-02-04 (Fri)
10:18
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研究の変還、mTORがリボソームをフル稼働させる
タンパク質の合成や分解に関して、このところ研究者の考え方がかなり変わってきています。
そもそも論として筋肉を増やすには、タンパク質を合成してタンパク質を多く作らないといけません。
筋力トレーニングをするとタンパク質を合成する為の設計図を遺伝子(DNA)から写し取り作成すると言う働きが活性化します。
この設計図を「mRNA」(メッセンジャーRNA)と言い、この仕組みを転写と言います。
少し前までは、この転写が非常に注目をされていました。
ですが、転写の活性化は筋力トレーニング以外の様々な刺激でも起こります。
また、その詳しいメカニズムは複雑で解明が非常に困難であることから、mRNAからタンパク質が作られる過程に注目が集まるようになりました。
タンパク質を作るのは、細胞内のリボソームと言う細胞小器官です。
つまり、リボソームはタンパク質を作る工場になります。
工場であるリボソームにいくら設計図を送ったとしてもリボソームがサボっていたらタンパク質を作ることができません。
そこで、タンパク質を合成するリボソームをフル稼働させる刺激が大切ではないのか、と言うことになりました。
それが「mTOR」(エムトール)と呼ばれるタンパク質キナーゼの一種です。
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